アップデート1.19: 第1回公開テスト

戦車長の諸君!

アップデート1.19の公開テストが迫っている。注目の新要素のひとつ、「試作拡張パーツ」を一足早く体験できるぞ。

「試作拡張パーツ」は、いわば2種類の拡張パーツの効果を兼ね備えた新たなタイプの拡張パーツだ。当然ながら対応する拡張パーツを2基搭載した場合に比べると効果は低くなるものの、今まで以上に柔軟なパラメーター調整が可能になる。個々のボーナス値が低くなるかわりに従来よりも多くのパラメーターにボーナスを加算できるという意味では、「野戦改修」の「二元的改修案」と似ていると言えなくもない。公開テストで体験できる「試作拡張パーツ」には複数のレベルが用意されており、最高レベルに到達すれば、いわゆる「ボンズ拡張パーツ」に並ぶボーナスを得ることができる。

とはいえ、パラメーターやアップグレードに必要なリソースなどの数値はすべて仮のものに過ぎない。関連するゲーム内用語も同様だ。公開テストの結果次第で変更される可能性があることをご了承いただきたい。

アップデート1.19の公開テストは日本時間2022年11月9日の17:00まで実施される。

 
 

試作拡張パーツ

「試作拡張パーツ」「試作拡張パーツ」はプレミアムショップ、ゲーム内ショップいずれでも購入不可能となっており、入手するには各種のゲーム内イベントやアクティビティーへの参加が必須となる。

今後は「試作拡張パーツ」が手に入る様々なイベントを開催する予定だ。始まりを告げるのが毎年恒例の「然るべき報酬」だ。続く「ホリデー作戦2023」や「バトルパス2023」にも「試作拡張パーツ」が登場するぞ。

今回の公開テストでは、毎日テストクライアントにログインした際やミッションを達成した際に「試作拡張パーツ」が手に入る。既存の拡張パーツとあわせて様々な組み合わせを試すのに十分なはずだ。特に「試作拡張パーツ」を解除するには「コンポーネント」を消費しなければならないため、お気に入りの1輌に適した組み合わせを見つけるうえで、公開テストはまたとない機会となっている。

試作拡張パーツのアップグレード・レベル

「試作拡張パーツ」には合計3段階のレベルが存在し、アップグレードすることができる。

  • アップグレード・レベルIの効果は通常拡張パーツを基準に決定される。
  • アップグレード・レベルIIの効果は報酬拡張パーツを基準に決定される。
  • アップグレード・レベルIIIの効果はボンズ拡張パーツを基準に決定される。

コンポーネント

「試作拡張パーツ」はレベルIの状態でしか入手できない。アップグレードするには「コンポーネント」が必要となる。「コンポーネント」は「試作拡張パーツ」を分解することで入手できる新たなゲーム内リソースだ。

入手できる「コンポーネント」の量は分解する「試作拡張パーツ」のタイプやレベルに左右される。アップグレードに必要な「コンポーネント」の量も同様だ。当然、レベルIからレベルIIへのアップグレードよりも、レベルIIからレベルIIIへのアップグレードの方が必要な「コンポーネント」の量が多くなる。

拡張パーツ

アップグレードに必要な「コンポーネント」
レベルI ⇒ レベルII レベルII ⇒ レベルIII
Fire-Control System 400 2,000
Mobility Improvement System

400

2,000

Survival Improvement Suite

400

2,000

拡張パーツ 分解時に手に入るコンポーネント
アップグレード・レベルI アップグレード・レベルII アップグレード・レベルIII
Fire-Control System 100 400 1,600
Mobility Improvement System 100 400 1,600
Survival Improvement Suite 100 400 1,600

試作拡張パーツの使用例

展開

一例を挙げよう。「Survival Improvement Suite」をレベルIIIにアップグレードするには、合計2,400個の「コンポーネント」が必要になる。これだけの「コンポーネント」を入手するには、レベルIの「試作拡張パーツ」24基か、レベルIIの「試作拡張パーツ」6基も分解しなければならない。なお、レベルIIの「試作拡張パーツ」を分解すると、別の「試作拡張パーツ」をレベルIIにアップグレードするのに必要な量の「コンポーネント」が手に入るが、レベルIIIの「試作拡張パーツ」の場合はそうはいかない。アップグレードには、分解により手に入る以上の「コンポーネント」が必要だということだ。したがって、レベルIIIの「試作拡張パーツ」については、取り扱いに慎重さが求められる。

たたむ

公開テストにおける「試作拡張パーツ」

アップデート1.19の公開テストで体験できる「試作拡張パーツ」は合計3種類だ。詳しい性能は以下の表で確認してくれたまえ。

拡張パーツ パラメーター
アップグレード・レベルI アップグレード・レベルII アップグレード・レベルIII

Fire-Control System

(追加ボーナス:砲垂直安定装置)

照準速度+7%

移動、車体および砲塔の旋回、または射撃に伴う散布界の拡大−7%

照準速度+8%

移動、車体および砲塔の旋回、または射撃に伴う散布界の拡大−9%

照準速度+9%

移動、車体および砲塔の旋回、または射撃に伴う散布界の拡大−11.5%

Mobility Improvement System

(追加ボーナス:改良型旋回機構)

エンジン出力+7%

砲塔または主砲の旋回速度+5%

車体の旋回速度+5%

移動、車体および砲塔の旋回、または射撃に伴う散布界の拡大−5%

最大前進速度+4 km/h

最大後退速度+2 km/h

エンジン出力+8%

砲塔または主砲の旋回速度+6%

車体の旋回速度+6%

移動、車体および砲塔の旋回、または射撃に伴う散布界の拡大−6%

最大前進速度+4 km/h

最大後退速度+3 km/h

エンジン出力+10%

砲塔または主砲の旋回速度+8%

車体の旋回速度+8%

移動、車体および砲塔の旋回、または射撃に伴う散布界の拡大−8%

最大前進速度+5 km/h

最大後退速度+3 km/h

Survival Improvement Suite

(追加ボーナス:改良型モジュール装甲)

【特殊効果】修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復させる。

車輌HP+9%

弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性+60%

サスペンションの耐久性+40%

サスペンションの修理速度+10%

モジュール損傷時の装填時間およびエンジン出力に対するペナルティー-30%

【特殊効果】修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復させる。

車輌HP+10%

弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性+80%

サスペンションの耐久性+50%

サスペンションの修理速度+15%

モジュール損傷時の装填時間およびエンジン出力に対するペナルティー-40%

【特殊効果】修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復させる。

車輌HP+11.5%

弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性+100%

サスペンションの耐久性+70%

サスペンションの修理速度+25%

モジュール損傷時の装填時間およびエンジン出力に対するペナルティー-50%

[更新:11/4 19:30]「拡張パーツ」行に記載されていた「メインボーナス」を「追加ボーナス」に修正しました

「試作拡張パーツ」の仕組み

  • 「試作拡張パーツ」にはメインボーナスと追加ボーナスが用意されている。
    • メインボーナスは説明欄の前半に記載される。仮にメインボーナスが「ターボチャージャー」と同じ種類の場合、「ターボチャージャー」系の拡張パーツは併用できなくなる。
    • 追加ボーナスは別の拡張パーツやその他のメカニズムの効果と重複する。ただし、対応する拡張パーツが存在する場合でも、その効果のすべてを含むとは限らない。例えば、追加ボーナスとして「装甲材」系の拡張パーツの効果が含まれる場合でも、「修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復」する特殊効果は含まれない。
  • また、「試作拡張パーツ」のボーナスが2種類の拡張パーツに対応している場合、搭載できるのはその両方に対応した車輌のみとなる。例えば、自動装填システムや自動再装填システムを搭載した車輌には「装填棒」系の拡張パーツを搭載できないため、同種のボーナスを含む「試作拡張パーツ」も搭載できない。
  • また、「試作拡張パーツ」が3種類以上の拡張パーツのボーナスや拡張パーツには存在しないボーナスを備えている場合など特殊なケースでは、搭載の可否について独自の制限が設けられる。

  • そしてボンズ拡張パーツなどと同じく、「試作拡張パーツ」にはスロットボーナスが加算されることはない。

  • さらに、「試作拡張パーツ」は複数のクラスに区分されることがなく、制限がない限りTier IIからTier Xまで好きな車輌に搭載することができる。

  • レベルとボーナス値の関係は以下の通りだ。
    • 「試作拡張パーツ」によってボーナスが加算されるパラメーターの種類はアップグレードしても変わることはない。
    • 「試作拡張パーツ」をアップグレードした際に特定のパラメーターへのボーナス値が低下することはない。
    • 「試作拡張パーツ」のボーナス値の配分バランスは必ずしも等しいとは限らない。例えば、「装填棒」の効果を80%と「砲垂直安定装置」の効果を20%備えたものや、あるいはそれぞれを60%と40%ずつ備えたものが登場する可能性が考えられる。
  • 「試作拡張パーツ」の解除費用は以下のように設定される。
    • レベルI: 解除キット1個または 10.

    • レベルII: コンポーネント50個

    • レベルIII: コンポーネント100個

アップデート1.19にぜひとも参加してくれたまえ。他のプレイヤーよりも一足早く「試作拡張パーツ」に触れておけば、実装時に優位に立てること間違いない。フィードバックを待っている!

  • 公開テストの参加方法
  • テストへの参加は初めてか?
公開テストの参加方法

公開テストに参加するには、Wargaming.net Game Center(WGC)最新の公開テスト用クライアント、そして参加登録の締切日(以下を参照)以前に作成されたWargaming.netアカウントが必要となる。

参加条件

日本時間2022年10月21日06:59以前にアカウント作成を行っているプレイヤーであれば誰でも参加可能だ。

テスト用クライアントのダウンロードとインストールの手順

テスト用クライアント・インストーラー

  • テスト用クライアント・インストーラーを実行する。
  • 普段『World of Tanks』のファイルを保存しているファイルとは別のインストール用フォルダーを選択する。
  • WGC上部のドロップダウンメニューから新しくインストールされたテストクライアントを選択する。
  • これでテストに参加できる。フィードバックも忘れずに頼むぞ!

WGCについての詳しい情報はWargaming.net Game Centerガイドから確認できる。

テストへの参加は初めてか?

テストへの参加が初めての場合は、公開テスト、サンドボックステスト、そしてスーパーテストに関する詳細ガイドもぜひチェックしてくれ!

テストガイド

パッチノート

展開

試作型拡張パーツ

「試作拡張パーツ」を追加。既存の拡張パーツの効果を2種類兼ね備えた新たなタイプの拡張パーツとなる。

アップデート1.19の公開テストで体験できる「試作拡張パーツ」は合計3種類だ。

  • Fire-Control System(射撃装置 + 砲垂直安定装置)
  • Mobility Improvement System(ターボチャージャー + 旋回機構)
  • Survival Improvement Suite(装甲材 + 内張り装甲)

「試作型拡張パーツ」はアップグレード可能で、3つのレベルが用意されている。

「アミューズメント」モード

技術検証のため「アミューズメント」モードをローンチ。

過去にリリースされた2つのサブモード「スーパーRNG」と「マインドフル」が登場。これらのサブモードは公開テスト期間中はプレイ可能だが、アップデート実装後にはプレイできなくなる。

2つのサブモードは同時にプレイ可能で、「アミューズメント」モード専用UIを通じて報酬を受け取ることができる。

マッチメイキングに関する変更点

初心者が最初のバトルで中級者以上のプレイヤーとマッチすることはない。

車輌に関する変更点

ソ連

「SU-2-122」をゲームに追加。

ドイツ

「Pz.Kpfw. KW I (r)」をゲームに追加。

イギリス

「A25 Harry Hopkins I」をゲームに追加。

イタリア

「M16/43 Sahariano」をゲームに追加。

アメリカ

スーパーテスト用の車輌に「T32M」を追加。

中国

スーパーテスト用の車輌に「116-F3」を追加。

既知の問題

公開テスト期間中の「アミューズメント」モードの実装

アップデートテストの一環として、公開テストのサーバーで「アミューズメント」モードが実装される。過去に登場した2つのサブモード「スーパーRNG」と「マインドフル」がプレイ可能となる。

基本的なルールは「アミューズメント」モードが初めて実装されたときと変わらないが、2つのサブモードが同時にプレイできるようになったり、「アミューズメント」モード専用の専用のインターフェースで報酬が受け取れるようになるなど、いくつかのアップデートが施される予定だ。

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