戦車長の諸君!嬉しいお知らせだ!大規模アップデートが迫っているぞ!
アップデート1.16.1の公開テストでは新モード「Art of Stragegy」を体験できる。7輌のAI車輌を操る「司令官」と7名の「戦車兵」が激突する斬新な非対称モードだ。詳細はこちらの特集記事で確認してほしい。
さらにインターフェースの改良や新たな下取りメカニズムの実装も予定されているほか、あの「フロントライン」モードがさらなる調整を経て帰ってくる。公開テストでは実装予定の新コンテンツを一足早く体験できるぞ。すでに告知済みの「バトルパス」の追加チャプターもお披露目する予定だ。ぜひチェックしてくれたまえ!
目次
フロントライン
今年も複数回に渡って「フロントライン」モードを実装する。初回は5月を予定している。「バトルパス」が終盤に差し掛かると「フロントライン」が実装される、と考えておいてくれればいい。
基本的なルールやメカニズムに変更はないが、マップのバランス調整も含め、いくつかの改良が施されているぞ。要点を紹介しよう。
- 今年の「フロントライン」モードはTier VIII車輌限定となる。Tier IX車輌のいない30対30形式の大規模バトルを再び体験できるというわけだ。
- さらにマップ「クラフトワーク」の全防衛線にバランス調整を加えてある。どれも基本的には攻撃チームに有利な変更となっている。特に重要なものをまとめておこう。
- Cゾーン内に進入した車輌に対して発見されずに一方的に攻撃を仕掛けることを可能にしていた橋の付近の茂みを削除した。
- 攻撃チームが進軍時に遮蔽物として活用できる建造物を追加した。
- 攻撃チームがFゾーンの城塞に攻め入る際に中継地点として活用できる新たな城塞を追加した。
- 攻撃チームが遮蔽物として活用できる建造物をFゾーンに追加した。
- 攻撃チームがBゾーンの占領に成功した際に速やかにAゾーンに移動できるようにAゾーンとBゾーンを繋ぐルートを新たにひとつ追加した。
- 攻撃チームがDゾーンへ進軍する際に選択できるルートと遠距離狙撃に晒された際に活用できる遮蔽物を追加した。
- できるだけ安全に冷却塔から補給サークルへ移動できるように2棟の建造物を追加した。
- 市街地周辺に遮蔽物を追加した。
- 攻撃チームがより安全に目標3に接近できるよう市街地を拡大した。
- 防衛チームがリスポーン直後から攻撃チームに砲撃を仕掛けられないよう目標3の裏側にあるコンテナを移動させた。
- 攻撃チームが目標2に接近する際にリスポーンしたばかりの防衛チームから攻撃されないようルートに変更を加えた。
- 攻撃チームが採石場を抜けて補給サークルに向かう際に通るルートをわずかに単純化したほか補給サークル周辺に遮蔽物を追加した。
- 第1防衛線での陣地の占領に要する時間を2分30秒から2分15秒に短縮した。
- 戦闘リザーブ「工兵」と「煙幕」のカテゴリーを交換した。今後は「工兵」が「偵察」用リザーブの、「煙幕」が「強化」用リザーブの一部となる。
- 加えて「煙幕」の効果も変更した。今後は効果範囲内の味方車輌の隠蔽率を上昇させるだけでなく、広範囲内の敵車輌の搭乗員の能力を15%低下させることになる。
- また自走砲の「戦闘リザーブ」のスロットの順番や構成を変更した。今後は以下の順番でアンロックされることになる。
- 「攻撃」用リザーブ
- 「偵察」用リザーブ
- 「強化」用リザーブ
以上が主な変更点となる。公開テストでぜひ体験してみてほしい。
照準インターフェース
アップデート1.16.1では敵車輌に照準を合わせた際の表示にも改良を加える予定だ。簡単に言えば、今後は敵車輌の輪郭だけでなく射線が通っているかどうかも視覚的に把握できるようになるほか、輪郭の表示方法そのものも変更される。どちらも戦闘パフォーマンスに大きく影響しうる変更だ。詳しく見ていこう。
射線上の障害物
茂みなどを挟んでいると、これまでは敵車輌の輪郭しか把握することができなかった。だが今後は射線上に障害物が存在する場合は砲弾が貫通できるかどうかに応じて表示が切り替わるようになる。
- テクスチャー(命中すると砲弾の貫通力が減退すだけで貫通自体は可能な障害物): 薄い壁など破壊可能な障害物が当てはまる。障害物に命中しても貫通力が減退するだけで貫通しうるAP弾、APCR弾、あるいはHE弾を選択している場合のみが対象だ。HEAT弾は命中と同時に爆発してしまうため対象には含まれない。
- シェーディング(貫通できない障害物): 破壊できない家屋、岩石、稜線、あるいは大破した車輌などが当てはまる。
射線上に貫通可能な障害物と貫通不可能な障害物の両方が存在する場合には後者が優先され、「シェーディング」形式で表示されることになる。
貫通できない障害物からクロスヘアを動かしてからシェーディングが消えるまでには0.33秒のわずかな猶予を設けてある。そのため射線が通っている箇所とそうでない箇所を見分けるのに困らないはずだ。
マップ上のオブジェクトの中には砲弾が命中すると一定の視覚効果を生ずるものの貫通判定には全く影響しないものが存在する。干し草の山や木製のフェンスが典型例だ。こうしたオブジェクトは貫通に影響しないため「シェーディング」形式で表示されることはない。
車輌の輪郭
従来はクロスヘアを合わせると車輌の輪郭全体が表示されていた。この輪郭の中には命中判定のない機関砲なども含まれているため正確に狙って砲弾を放ってもダメージを与えられないことがあり、豪華な3Dスタイルが次々と実装されるにつれてこうしたケースがますます増えている。
車輌の輪郭の表示そのものにも変更を加えるのはこのためだ。一言でいえば、今後は視覚的な輪郭ではなく命中判定のある箇所の輪郭のみが表示されるようになる。車輌によっては主砲も含まれる。サスペンションは例外なく表示されるぞ。
この変更によりこれまでよりもダメージを与えやすくなるはずだ。
【重要】
デフォルトでは射線上の障害物の表示と命中判定のある輪郭の表示はともにオフになっている。オンにするには以下の操作が必要だ。
- 設定メニューの「照準」タブを開く。
- 新たに追加される「Outlining」タブを開く。
- 「Simplified」のボックスをクリックする。
射線上に存在する遮蔽物の表示もこちらで切り替えることができる。貫通できる場合は「Texture」を、貫通できない場合は「Shading」を選択すればいい。
重要
これらの設定をオンにする場合、PCのパフォーマンスが低下する場合があるので注意してほしい。
下取りメカニズム
下取りメカニズムにも変更を加えた。選べるオファーの数が増え、下取りの魅力が増すはずだ。
インターフェースにも改良を加え、下取りに出す車輌、その評価額、欲しい車輌、差額のゴールドなどが一目で閲覧できるように変更したため、操作性がグッと改善しているに違いない。
さらに下取りを行う際には下取りに出す車輌と下取りで入手したい車輌のどちらを先に選択してもいいように変更してある。一番お得なオプションを見つけやすくなっているはずだ。
バトルパスの追加チャプター
現在開催中の「バトルパス・シーズン7」では終了が近づくと追加チャプターが期間限定でアンロックされるのはすでにご存じだろう。追加チャプターはいわゆる「チャレンジ」イベントに似たフォーマットを取り、厳密にいえばアップデート1.16.1の一部ではないものの、5月ごろに登場する予定となっている。
公開テストでは追加チャプターの基本的なメカニズムを一足早く体験できる。ステージ数を含む各数値はあくまでテスト用のもので、正規実装時には変更される可能性がある点をご了承いただきたい。
今回の公開テストでは報酬車輌として「122 TM」が用意されているが、こちらはもちろんテスト用の仮報酬に過ぎない。追加チャプターが実装される際には新登場のプレミアム車輌を用意する予定だ。新プレミアム車輌は「ベース報酬」の一部として入手できるぞ。
追加チャプターにも「ベース報酬」と「リッチ報酬」の2つのルートが登場する。ステージを進めて報酬を受け取るには手動でチャプターの選択を行う必要があるのも他のチャプターと変わらない。ポイントはTier VI~X車輌を使用して「ランダム戦」で戦闘を行い既定の条件を満たすか、デイリーミッションを達成することで取得できる。後者の場合は使用する車輌のTierに制限はない。
- なお、追加チャプターがアンロックされた時点で蓄積したポイントがあっても追加チャプターの進捗には加算できない点に注意してほしい。
- 各車輌の「ポイント上限」は、「コア車輌」の優遇措置も含めて追加チャプターでも有効となる。
- 追加チャプターがアンロックされてから特定の車輌の「ポイント上限」に到達した場合は、それまでにポイントをある程度集めていたかどうかを問わず、上限到達ボーナスが加算される。
追加チャプターでもステージを進める度に嬉しい報酬が手に入る。だが最大の注目は全ステージを制覇したプレイヤーのみが手にできる新登場のTier VIIIプレミアム車輌だろう。
果たしてどんな車輌なのか、楽しみにしていてほしい。追加チャプターの「リッチ報酬」を受け取るにはやはり「改良パス」を購入する必要がある。その仕組みは他のチャプターの場合と同じ、そして全ステージを制覇すると報酬Tier VIIIプレミアム車輌専用の限定3Dスタイルが手に入るようになっている。
全ステージを自力で制覇できなかった場合でも未達成のステージを購入すれば報酬Tier VIII車輌を入手することができる。つまり挑戦期間中にできるだけステージを達成しておけば、仮に制覇できなくてもお得な価格で新車輌を購入できるというわけだ。ただし、ステージの購入を行うには「改良パス」が必要になるのを忘れないでほしい。新車輌だけが目当てならばまずは自力で全ステージ制覇を目指すのがいいということだ。
公開テストの主眼は新機能とインターフェースの動作を確認することにある。細かい数値についてはフィードバックやデータに基づいて調整を加えることになる。詳細については正規実装に先駆けて改めて告知する予定だ。
- 公開テストの仕組み
- テストクライアント
テストへのご参加は初めてですか?公開テストの簡単なガイドをご用意いたしました。
参加資格: 参加登録は3月14日に締め切られています。日本時間2022年3月13日05:59以前にアカウント作成を行っているプレイヤーであれば、どなたでもご参加いただけます。
フィードバック: 公開テストに関するバグ報告やフィードバックは公式Discordからお寄せください。
パッチノート
展開パッチノート
車輪の輪郭
- 車輌の輪郭表示を変更。車体で命中判定のある部分のみ表示されるようになった。
- 「Outlining」が「Simplified」に設定されている時に表示される車輌の輪郭を調整。
- 射線上に存在する遮蔽物の表示の切り替えが出来るようになった。
- 初期設定では射線上の遮蔽物および命中判定のある輪郭の表示はオフになっている。オンにするには設定メニューの「照準」タブで設定することができる。
- 射線上の遮蔽物および命中判定のある輪郭の表示をオンにすることで、PCのパフォーマンスに影響が出る場合がある。
下取り
- 下取りで選べるオファーの数を増加。
- 下取りに出す車輌、評価額、欲しい車輌、差額のゴールドなどが閲覧しやすくなるようインターフェースを改良。
「Art of Strategy」
- 新モード「Art of Strategy」をゲームに追加。
- 新モードでは司令官と司令官、もしくは司令官と7名の戦車兵が対戦することができる。
- 公開テスト初日では、司令官対司令官のみの戦闘が行える。
フロントライン
- 「バトルパス」終盤に「フロントライン」が実装され、プレイヤーは「バトルパスポイント」を稼ぐチャンスを得ることができる。
- 今回の「フロントライン」はTier VIII車輌限定となる。
- 第1防衛線での陣地の占領に要する時間を2分30秒から2分15秒に短縮。
- T34とT-44がレンタル可能になった。
- 「フロントライン」で車輌をレンタルする際の費用が日々減少するように調整。「フロントライン」を途中からプレイするプレイヤーはレンタル費用を全額支払うことなく参加することができる。
戦闘リザーブにおける変更点
- 戦闘リザーブ「工兵」を「偵察」用リザーブに変更。
- 戦闘リザーブ「煙幕」を「強化」用リザーブに変更。
- 戦闘リザーブ「煙幕」を使用時、敵車輌搭乗員の能力を15%低下、視認範囲を30%低下させるよう効果を調整。
- 砲兵射撃の砲弾の数を16/18/20から20/24/28へと変更(戦闘リザーブレベルに応じて変更)。
- 自走砲の「戦闘リザーブ」のスロットの順番や構成を変更。「攻撃」、「偵察」、「強化」の順番でアンロックされることになる。
バトルパスの追加チャプター
- バトルパスの終盤で期間限定の追加チャプターがアンロックされる。報酬車輌としてプレミアム車輌が用意されるが、これはテスト用の仮報酬で、追加チャプターが実装される際には新登場のプレミアム車輌が用意される。
- 進捗システム、ステージ数や細かい数値などは実装後に変更する場合がる。
- 追加チャプターはアップデート1.16.1の一部ではなく、5月ごろに登場予定となる。
マップの変更点
ジークフリート線
- F5にある透明の遮蔽物を削除
ツンドラ
- E8、F7とF8でプレイ不可にになる問題を修正
クロンダイク
- C0でプレイ不可になる問題を修正
- D4、E7、F2、J4とH6でプレイ不可になる問題を修正
ノルマンディー
- 大砲#1、#3と#4付近のエリアでプレイ不可になる問題を修正
- 大砲#2付近のリスポーン地点、大砲#5付近の傾斜、C陣地の補給サークル付近でプレイ不可になる問題を修正
クラフトワーク
- 攻撃チームが有利になるよう全防衛線を調整
新規プレーヤー
- ゲームを初めてから2戦未満のプレイヤーはセッション統計が表示されない。
- モード選択画面で表示される新しいヒントは、ゲームを初めて10戦以上プレイしたプレイヤーにのみ表示される。
- ガレージで表示されるドッグタグのヒントは、ゲームを初めて100戦以上プレイしたプレイヤーにのみ表示される。
車輌の変更点
ソ連
- スーパーテスト用の車輌に「Object 259A」を追加
中国
- T-34-1
T-34-1 model 2砲塔の物理判定をビジュアルと一致するよう調整。