アップデート1.13: 第2回公開テスト開始!

戦車長の皆さん!

アップデート1.13の公開テストが絶賛開催中です。すでにご参加くださっている皆さま、誠にありがとうございます。

公開テストでは、アップデートの内容を一足早くご体験いただけます。新コンテンツの中には、今なお最終的な調整が行われているものもございます。アップデートの最終像を決定するため、皆さまからのフィードバックをお待ちしています。

第2回となる今回の公開テストでは、HE弾の貫通メカニズムに若干の変更が加えられます。以下では、その内容を紹介しながら、これまでに皆さまから寄せられたご質問やご意見にお答えいたします。

第2回公開テストでは何が変わる?

 重要!

アップデート1.13での実装が予定されている新メカニズムでは、貫通力さえ十分であれば、HE弾でも追加装甲や履帯などを貫通できるようになっています。ただし、その際にはAP弾などと同じように貫通力が低下します。第1回公開テストでは、貫通力が低下する度合いは、追加装甲の厚さによって決定されていました。第2回公開テストでは、この点に若干の変更が加えられ、貫通力の低下度が「追加装甲の厚さに特定の係数を掛け合わせた数値」によって決定されるようになります。


新メカニズム実装の最大の目的は、装甲が分厚い車輌前面に命中したHE弾が不当に大きなダメージを発生させてしまうことがある、という問題を解決することにありました。この問題については、第1回公開テストまでに改善されたということができます。しかし同時に、HE弾が追加装甲や履帯を貫通できるようになったことで、これまではダメージがほとんど発生しなかった状況で深刻なダメージが発生するケースが生じています。特に、惰弱な側面装甲を追加装甲で覆っている車輌では、この傾向が顕著に見られます。

こうした状況を踏まえて、HE弾が追加装甲、履帯、外部モジュールを貫通した場合、その先の主装甲まで貫通してしまう可能性を下げる必要があるとの結論に至りました。

そこで、第2回公開テストでは、HE弾が追加装甲等を貫通する際には、貫通力が「命中箇所の装甲厚×3(※)」だけ低下するように変更されます。以下が具体例です。

  • 第1回公開テストでは、貫通力100 mmのHE弾が、装甲厚20 mmの追加装甲を貫通した場合、貫通力が80 mmまでしか低下しませんでした。
  • 第2回公開テストでは、貫通力100 mmのHE弾が、装甲厚20 mmの追加装甲を貫通した場合、貫通力は40 mmまで低下します。

 重要!

* こちらの係数は最終決定事項ではありません。公開テスト中にさらに調整が加えられる可能性がございます。

また、貫通メカニズムに関する以上の変更は、貫通インジケーターにはすぐには反映されない可能性がございます。そのため、第2回公開テストでは、追加装甲や外部モジュール等に照準を合わせている際に、貫通インジケーターの色が正しく表示されないことがあり得る点にご留意ください。

今回の変更が正規実装されたらそれでお終い?

HE弾や自走砲に変更が加えられた場合、その影響はゲーム全体に及びます。すでに多くの方々から貴重なフィードバックをお寄せいただいておりますが、新システムが最終的な調整を経て実装されれば、さらなるご意見やご提言をいただけると予想しております。

当然、新システムが実装されればそれで終わり、ということはありません。ゲーム内の車輌を細かいグループに分け、統計データを収集し、与ダメージ、被ダメージ、ダメージ効率等、様々な観点から慎重な分析を行います。その結果、必要だと判断された場合には、対象車輌のバランス調整を実施します。具体的な作業は、以下の3つのステップに分けて行われます。

  1. ライブ・サーバーで統計データを収集する
  2.  調整が必要な車輌、あるいは車輌グループを特定する
  3. 具体的な調整の内容を準備し、テストを行う

HE弾について他に何が変わる?

  • HE弾を多用する低~中Tier車輌: 公開テストの性質上、低~中Tierの車輌については十分なデータが集まっているとは言えません。こちらの車輌については、新メカニズムの実装後にライブサーバー上で統計データを収集し、必要に応じて調整を行います。
  • 大口径のHE弾を多用する車輌: 第1回公開テストでの変更の結果、大口径のHE弾を多用する車輌のパフォーマンスが予定通り上昇していることが確認されています。そのため、こちらの車輌については現段階での性能を維持した状態でライブサーバーに実装いたします。もちろん、その後も引き続きデータの入念な収集と分析を行います。
  • 重装甲の車輌(特にObject 279とChieftain): 特に装甲が分厚い車輌と対峙した際に、積極的にHE弾ばかりを選択するプレイヤーは決して多いとは言えません。そのため、HE弾の新メカニズムが実装されても、総合的なパフォーマンスにはほとんど変化が生じないことが予想されます。もちろん、あえてHE弾を使用して真正面から射撃した場合は、ダメージを与えることが難しくなっています。これは、HE弾の新メカニズムの最大の目的に適った変化と言えます。

自走砲についてはこれから何が変わる?

  • 代替HE弾の貫通力これまでに集まったデータが示す限りでは、新メカニズムが実装されても、全体として自走砲のパフォーマンスが大きく上昇することもなければ、低下することもありません。ただし、代替HE弾の貫通力については、実装までに調整が加えられる可能性が存在します。特定の弾種だけが使用されたり、あるいは使用されなくなってしまうことを防ぐためです。とはいえ、通常HE弾のスタン効果については、現状を維持する予定となっています。当然、こちらの諸点についても、実装後、引き続きデータの収集と分析を行います。
  • パーソナルミッション: パーソナルミッションの中には、自走砲が使用できる弾種に変更が加えられることで、実際の難易度が変わってしまう可能性があるものが存在します。こちらについては、新メカニズムの正規実装後に具体的なデータを収集し、必要と判断される場合には調整を実施いたします。
  • 音響探知やその他の新機能: 新メカニズムで新たに追加される3つの対自走砲オプションのうち、2つはデフォルトで使用することができます。具体的には、より明るく、見やすくなった自走砲弾の弾道と、ミニマップ上の弾着マーカーです。残るひとつは、「音響探知」です。こちらは車長専用のパークとなります。フィードバックの中には、無線手のパークにすべきではないか、といったご意見がございました。実際に無線手専用のパークとする案も検討いたしましたが、車輌によっては専任の無線手がおらず、車長が無線手を兼任する場合も珍しくありません。そのため、全車輌一律で車長専用のパークといたしました。とはいえ、仮に「音響探知」が実装されないとしても、習得させたいパークが最も多いのが車長であるのが現状です。この問題については、今まさに開発が進められている「搭乗員2.0」システムの一環として対処する予定となっております。新システムを開発する大きな目的のひとつがまさに、職能によってなんとしても習得させておきたいパークやスキルの数に大きな開きがある、という問題の解決です。
  • アメリカ自走砲: 新メカニズムの実装に先駆けてM44に調整が加えられます。その後、それ以外のアメリカ自走砲に関するデータの収集と分析を行い、必要に応じてさらなる調整を行います。

HE弾と自走砲の新メカニズムに関する今回の一連のテストでは、従来以上のフィードバックをお寄せいただいています。すでに第1回公開テストにご参加くださった皆さま、誠にありがとうございます。第2回公開テストにもぜひご参加ください。さらなるフィードバックをお待ちしています!

  • 公開テストの仕組み
  • テストクライアントのダウンロード 
公開テストの仕組み

テストへの参加が初めてでもご心配なく!公開テストの簡単なガイドをご用意しました。

参加資格: 参加登録は5月18日に締め切られています。日本時間5月17日5:59以前にアカウント作成を行っているプレイヤーであれば、どなたでもご参加いただけます。

フィードバック: 公開テストに関するバグ報告やフィードバックは、Discordからお寄せください。

テストクライアントのダウンロード 

Wargaming.net Game Centerを使用して公開テストに参加するには、こちらのリンクにアクセスしてください。

  • Wargaming.net Game Centerが必要なデータをダウンロードします。
  • ログインして、さっそくプレイしましょう!

WARGAMING.net GAME CENTERの詳細

公開テスト2の変更点

展開

主な変更点

修正点および改善点 

  • HE弾の貫通に関して、外部モジュールや追加装甲などの破壊可能なオブジェクトに着弾した際、装甲厚を3倍にした値に等しい分の貫通力が減少されるよう調整致しました。

  • 採用したアメリカまたはイギリス搭乗員(ミッションを完了して採用した場合、または国別ピースの交換で採用した場合)にソ連の搭乗員スキンが適用されている問題を修正しました。

  • 特別3Dスタイルを選択後も「ステージ完了の報酬として特別スタイルを選択してください」というメッセージが表示されることがある問題を修正しました。
  • アメリカ自走砲M12の155 mm Gun M1918M1で使用されるAP M111弾とHE M101M2弾に関して、誤ったダメージ値が表示される問題を修正しました。

  • ローカライズに関する問題を修正しました。
  • 技術的な問題を修正しました。
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