戦車長の皆さん!
拡張パーツ2.0の動作検証もすべて終了し、新システムを実装する準備がついに整いました! サンドボックス・テストに積極的に参加して、フィードバックをお寄せくださった皆さま、重ねてお礼を申し上げます。それでは、アップデート1.10の正式リリースに先駆けて、拡張パーツ2.0での変更点をすべて確認していきましょう!
従来のシステムの主な問題点
現在のシステムには以下のような問題があります。
- 多様性に欠き、選択肢が少ない: プレイヤーの多くは、人気のある一部の拡張パーツ(装填棒、換気装置、射撃装置、迷彩ネットなど)しか使用していない。 それ以外の拡張パーツ(改良型サスペンション、追加グローサーなど)は需要が少なく、ほとんど使用されない。拡張パーツの選択肢を増やすことで、 個々のプレイスタイルに合わせた拡張パーツの使用を可能にすることが望ましい。
- 改良型サスペンションや装填棒などの拡張パーツに複数のバージョンが存在する: 同タイプの拡張パーツは、すべて同じ戦闘パラメーターを向上させるよう作られている上、バージョン間の価格に大きな差がないため、不要な混乱を招く原因となっている。例えば、改良型サスペンションには、現在、合計で21種類ものバージョンが存在している。
- 拡張パーツの価格が車輌Tierに合わせて設定されていない: そのため、拡張パーツの多くは、高Tier帯では購入しやすいが、低Tier帯ではあまりにも高額で、購入が難しい。
- 火力を向上させる拡張パーツが多数存在するのに対して、機動性などその他の特性を改善するものが少ない: そのため、軽戦車や中戦車など、車輌タイプによっては、最も重要な戦闘パラメーターを向上させることができない。
スロットと拡張パーツへのカテゴリーの導入
新システムでは、拡張パーツがカテゴリー別に分類されますが、搭載自体はカテゴリーを問わずどの拡張パーツスロットにも可能です。カテゴリーは以下の4つが用意されます。
- 「火力」カテゴリー
- 「生存性」カテゴリー
- 「機動性」カテゴリー
- 「偵察性能」カテゴリー
拡張パーツはそれぞれ、効果別に特定のカテゴリーに振り分けられ、 同じカテゴリーが割り当てられたスロットに搭載すると、その効果に対して追加ボーナスが付与されます。拡張パーツとスロットのカテゴリーが一致していない場合や、スロットにカテゴリーが割り当てられていない場合には、追加ボーナスは得られず、効果は通常通りのものとなります。なお、砲垂直安定装置には、例外的に追加ボーナスが用意されていません。
拡張パーツを搭載できるスロットの数と、スロットに割り当てられるカテゴリーは、車輌のTierやタイプによって異なります。重戦車では、スロットの1つに「生存性」カテゴリーが、軽戦車では、スロットの1つに「偵察性能」カテゴリーが割り当てられます。より具体的には、Tier VI~X車輌では、拡張パーツ・スロット1つだけにカテゴリーが割り当てられます。これに対して、Tier I~V車輌の拡張パーツ・スロットには、カテゴリーは割り当てられません。
Tier | 車輌タイプ | スロット1 カテゴリー |
スロット2 カテゴリー |
スロット3 カテゴリー |
---|---|---|---|---|
VI~X | 重戦車 | 生存性 |
N/A | N/A |
中戦車 | 機動性 |
N/A | N/A | |
軽戦車 | 偵察性能 |
N/A | N/A | |
駆逐戦車 | 火力 |
N/A | N/A | |
自走砲 | 火力 |
N/A | N/A |
改良型拡張パーツと報酬拡張パーツは、4つのカテゴリーのいずれにも振り分けられず、どのスロットに搭載しても、得られるボーナスは一定になります。ただし、改良型拡張パーツや報酬拡張パーツの効果は、通常型の拡張パーツをカテゴリーの一致したスロットに搭載した場合に得られる効果よりも、高く設定されます。なお、新システムでは、改良型拡張パーツの効果が、以前よりも強化されます。
改良型拡張パーツのタイプ |
従来のボーナス値 |
新たなボーナス値 |
---|---|---|
高性能換気装置 |
7.5% |
8.5% |
高性能安定装置 |
25% |
27.5% |
新型装填装置 |
12.5% |
13.5% |
耐摩耗射撃装置 |
12.5% |
13.5% |
試作型高視認性レンズ |
12.5% |
13.5% |
改良型拡張パーツ「予備パーツキット」は、拡張パーツ2.0の実装時に、新登場の改良型拡張パーツ「高性能モジュール構造」に変換されます。この拡張パーツを搭載すると、1戦につき1度、弾薬庫の誘爆、燃料タンクの発火、エンジンの大破を防ぐことができます。
加えて、車輌特性に以下のボーナスが加算されます。
- 修理速度+45%
- 弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性+150%
- モジュール損傷時の装填時間およびエンジン出力に対するペナルティ-65%
- エンジンの火災発生率-65%
なお、解除の際に必要となる費用は、他の改良型拡張パーツと同じ200ボンズです。
拡張パーツのクラス分け
すべての拡張パーツは、いくつかの例外を除き、3つのクラスに分類されます。効果はどのクラスでも同一ですが、クラスにより価格と搭載可能な車輌Tierが異なります。クラスが上がるほど価格も高くなります。
- クラス3の拡張パーツの価格は、50,000 です。Tier II~IV車輌と、Tier V以上の一部の車輌に搭載可能です。
- クラス2の拡張パーツの価格は、300,000です。Tier V~VII車輌と、Tier VIII以上の一部の車輌に搭載可能です。
- クラス1の拡張パーツの価格は、600,000です。Tier VIII~X車輌に搭載可能です。新登場の拡張パーツの価格も、おおよそ同じ範囲に設定されます。
「迷彩ネット」と「内張り装甲」は例外です。「迷彩ネット」には、Tier帯に応じて2つの価格が用意され、Tier II~IV車輌では50,000 、 Tier V~X車輌では100,000 となります。
「内張り装甲」は、クラスに分類されない代わりに、4つのバージョンが用意され、それぞれ互換性のある車輌が異なります。
- 「内張り装甲(小)」は、 Tier V~X軽戦車と、軽駆逐戦車、軽戦車の車台をベースにした自走砲に搭載可能です。
- 「内張り装甲(中)」は、Tier V~VII重戦車、Tier V~X中戦車、そして中戦車の車台をベースにした自走砲や中駆逐戦車に搭載可能です。
- 「内張り装甲(大)」は、Tier VIII~X重戦車と駆逐戦車、重量75トン未満の自走砲に搭載可能です。
- 「内張り装甲(特大)」は、Tier VIII~X重戦車と駆逐戦車、重量75トン以上の自走砲に搭載可能です。
各クラスは特定のTier帯に対応します。
拡張パーツ | 互換性 |
---|---|
改良型換気装置 |
戦闘室が開放型ではないTier II以上の全車輌 以下の車輌には使用不可
|
改良型旋回機構 | Tier V以上の全車輌 |
装填棒 |
Tier V以上の全車輌 自動装填装置(全タイプ)を搭載している車輌には使用不可 |
改良型射撃装置 | Tier II以上の全車輌 |
砲垂直安定装置 | 変更なし |
改良型装甲材 |
Tier II以上の全ての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車 自走砲には使用不可 |
改良型モジュール構造 | Tier V以上の全車輌 |
ターボチャージャー |
Tier II以上の全ての軽戦車、中戦車、重戦車、駆逐戦車、自走砲 装輪車輌には使用不可 |
改良型無線機 | Tier VIII以上の全ての軽戦車と中戦車 |
車長用視認性向上装置 | Tier VIII以上の全ての軽戦車と中戦車 |
改良型照準器 |
Tier V以上の全ての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車 自走砲には使用不可 |
内張り装甲 | Tier V以上の全車輌 |
追加グローサー |
Tier II以上の全ての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車 自走砲と装輪車輌には使用不可 |
迷彩ネット | Tier II以上の全車輌 |
消音排気システム | Tier II以上の全車輌 |
双眼鏡 |
Tier II以上の全ての軽戦車、中戦車、重戦車、駆逐戦車、自走砲 装輪車輌には使用不可 |
レンズ皮膜 | Tier II以上の全車輌 |
低Tier車輌の変更点
- Tier I車輌からは、拡張パーツ、消耗品、ディレクティブ用のスロットがすべて削除されます。 また、モジュールの損傷や搭乗員の負傷が発生しなくなります。履帯のみ損傷する可能性がありますが、修理にはさほど時間を要しません。
- Tier II車輌では、拡張パーツおよび消耗品用のスロットが1つ用意されますが、ディレクティブは使用できません。Tier I車輌と同様、搭乗員の負傷は発生しませんが、火災により僅かにダメージを受けることがあるほか、モジュールが損傷する可能性があります。
- Tier III車輌では、拡張パーツおよび消耗品用のスロットが2つ用意されていますが、ディレクティブは使用できません。Tier II車輌と同様、火災によるダメージは軽減されますが、モジュールの損傷だけでなく、搭乗員の負傷も発生します。
- Tier IV車輌からは、ディレクティブ用スロットが削除されますが、それ以外の点については、現状からの変更はありません。
- Tier V以上の車輌では、モジュールの損傷、搭乗員の負傷、火災によるダメージ、ディレクティブに関する変更はありません。
変更前の価格 |
変更後の価格 |
---|---|
中口径戦車砲用装填棒: 200,000 中口径自走砲用装填棒: 300,000クレジット: 300,000 |
装填棒クラス2: 300,000 |
大口径戦車砲用装填棒: 500,000 大口径自走砲用装填棒: 600,000 |
装填棒クラス1: 600,000 |
Tier X中戦車に搭載中の「中口径戦車砲用装填棒」は、「装填棒クラス2」に換装されます。
Tier VIII~X車輌に「大口径戦車砲用装填棒」が搭載されている場合に限り、「装填棒クラス1」に換装されます。
Tier I~III車輌に搭載中の拡張パーツは、すべて無料で解除され、自動的に「倉庫」に送られます。Tier II~III車輌に搭載中の「改良型サスペンション」に関しては、「改良型装甲材」に変換され、そのままスロットに搭載されたままとなります。
以下のリストにある拡張パーツは、新システムでは同名の拡張パーツに変換されます。
- 改良型換気装置
- 装填棒
- 改良型射撃装置
- 砲垂直安定装置
- 内張り装甲
- 追加グローサー
- 迷彩ネット
- 双眼鏡
- レンズ皮膜
以下の表にある拡張パーツは、新登場の拡張パーツに変換されます。
従来の拡張パーツ |
新登場の拡張パーツ |
---|---|
湿式弾薬庫 サイクロン・フィルター CO2充填式燃料タンク 工具箱 |
改良型モジュール構造 |
改良型サスペンション(全タイプ) |
改良型装甲材 |
また、「工具箱」の代わりとして、「改良型モジュール構造」用のディレクティブが導入されます。効果は以下の通りです。
カテゴリー |
対象の拡張パーツ |
効果 |
---|---|---|
生存性 |
「改良型モジュール構造」用ディレクティブ |
修理速度+10% |
今回の変更によって、現在搭載中の車輌と互換性がなくなる拡張パーツには、警告アイコンが表示されます。該当する拡張パーツは、搭載中の車輌で引き続き使用できますが、1度解除すると再び搭載することはできず、アップデート1.10のリリース時に「倉庫」へ送られます。
特定の車輌に搭載中の拡張パーツが、今回の変更によって(例えば、互換性のある車輌タイプが変更されたことによって)、その車輌に搭載できなくなる場合には、自動的に「倉庫」に送られ、対応する拡張パーツと置き換えられます。
車輌に搭載中の改良型拡張パーツは、拡張パーツ2.0のリリース時に、すべて自動的に「倉庫」に送られます。
- 解除キットがもらえる特別ミッション
- 取得EXPでチーム内TOP10を達成する
- 1日1回限定
- 各アカウント7回のみ達成可能
- Tier IV以上の全ての車輌が達成可能
- ランダム戦限定
- 解除キット×3
- クレジットで「解除キット」パックを購入する。パックは次の定期アップデートまでの間、各アカウントにつき1回購入できます。詳細は以下の表をご覧ください。
パック内容
価格(クレジット)
購入可能回数
解除キット5個
215,500
3
解除キット25個
1,000,000
1
解除キット50個
1,750,000
1
- ゲームにログインする。アップデート1.10のリリースに伴い、全プレイヤーに「解除キット」が配布されます。実際に入手できる数量は、30個を上限として、ガレージ内に所有するTier VI~X車輌の数と同一になります。
アップデート1.10の実装後は、どの拡張パーツを取り外す際にも同じルールが適用されます。従来のシステムで通常拡張パーツに属していたもの(迷彩ネット、双眼鏡、工具箱)も、10ゴールドもしくは「解除キット」1つで解除するようになります。
車輌に搭載されている迷彩ネット、双眼鏡、道具箱それぞれ1つにつき「解除キット」1個が付与されます。