[更新] 戦闘コミュニケーションが進化！

戦車長の皆さん！

『World of Tanks』の戦闘コミュニケーション・システムには、長い間変更が加えられていません。現在のシステムには制限が多く、チーム内で意思疎通を図ったり、作戦を共有するのが難しいことがあります。

また、文脈が不明なメッセージが表示されることも稀ではありません。一例を挙げれば、ミニマップ上に立てられたピンが何を意味しているのか分からず、逆に混乱してしまうことが多い、というフィードバックがたくさん寄せられています。

こうしたフィードバックを参考にして、できるだけ多くの情報をより明確かつ効率的に伝達できるように、戦闘コミュニケーション・システムが改修されます。新システムの詳細は以下の通りです。

1つのキーで全ての操作

新システムでは、「T」キー1つでほぼすべてのコミュニケーションを行えるようになります。座標、敵、味方、陣地の指定はもちろん、既存のコマンドの送信も可能です。「T」キーを1度押すと味方にピンが送信され、長押しするとクイックコマンドが表示されます。味方とうまく連携することで、敵の側面をついたり、同時に攻撃を中止したりと、より高度な戦術を用いることが可能になります！

あらゆるオブジェクトを指定可能

戦闘開始前のカウントダウン中に特殊マーカーをクリックすることで、自分がどの地点に向かうかを味方に知らせることができるようになります。マップ上の重要エリアがマークされるため、どの地点で敵に奇襲を仕掛けるかの判断が容易になります。

また、何輌の味方車輌が同じ地点を目指しているかも確認できるようになります。この機能により、味方との連携が取りやすくなるだけでなく、戦闘中に何をすべきかがより明確に把握できるようになるため、攻撃を仕掛ける際の効率が上がり、チームとしてよりスムーズに行動できるようになります。

また、岩、茂み、建造物など、 マップ上のあらゆるオブジェクトにピンを立てられるようになります。これまでのようにミニマップをクリックしたり、チャットを入力するだけでなく、戦闘画面から対象物を直接を指定することも可能になります。ピンは戦闘画面とミニマップの両方で、味方の全車輌に対して表示されます。

また、特定の敵車輌や味方車輌を直接クリックしたり、あるいはその車輌アイコンをクリックすることもできるようになります。この機能により、遮蔽物の陰に隠れたり、マップ上のオブジェに遮られたり、あるいは自車輌の視認範囲外に位置取った車輌にもピンを設定できるようになります。

インタラクティブ機能が追加されたピンやマーカーには、目印として上部にドットが表示されます。

ピンやマーカーを打つ際には、目標を画面の中央に合わせれば十分で、照準サークルで狙う必要はありません。

ピンの目的と意味を追加

戦闘中に大量のピンが立てられると、情報の過多により実際の戦闘から注意がそれてしまうことがあるのは、周知の通りです。現在のシステムでは、それぞれのピンが何を意味しているのか不明瞭な場合がありましたが、新システムでは、「この地点に注意せよ」と「この地点へ移動中」の２種類のピンを使い分けることが可能になるため、ピンの内容がより明確になります。

さらに、送信したピンに味方がコミットすると、対応するピンの隣にコミットした味方の車輌数が表示されます。コミット機能により、チーム内の各車輌の行動が視覚化され、戦闘中のコミュニケーションにおける不確定要素が少なくなります。

また、特定の味方車輌に対してコマンドを送り、返答を得ることもできるようになります

味方への返答オプションは別途表示され、「Z」キーを押すことで簡単に送信できます。

より洗練されたミニマップ機能

ミニマップ上で特定の座標にピンを立てる際には、左クリックで味方への注意を促し、右クリックで自車輌の目標地点を伝達できるようになります。

自走砲を使用している場合には、自走砲モードでミニマップを左クリックするか、通常視点でピンを打つことで、攻撃目標地点（またはエリア）を味方に伝えることができます。「Ctrl」キー＋右クリックの操作には変更ありません。

陣地には、ミニマップと戦闘画面の両方でクリック可能な特殊アイコンが表示され、陣地の占領や防衛を促すコマンドを簡単に送信できるようになります。

自動適応型コマンド

クイックコマンドにも改良が加えられ、座標、敵車輌、味方車輌など、ピンした対象に応じたコマンド内容が表示されるようになります。メニュー下部に表示される「救援を請う！」と「装填中！」の2つのコマンドは固定ですが、上部に表示されるコマンドは、送信する状況によって変化します。また、「T」キーまたは「Z」キーを長押しすることで、味方にお礼を伝えたり、味方からのコマンドに対して返答できるようになります。

座標

敵

味方

自動適応型システムの導入により、選択できるコマンドが増え、クイックコマンド・メニューの使用がより簡単になります。

クイックコマンドのアップデート

Fキーに割り当てられたコマンドにも変更が行われ、コマンドを送る際に見ている対象に応じてコマンド内容が変化するようになります。

個人メッセージに対する返答

味方からメッセージを受信すると、返答オプションが別途表示され、「Z」キーを押すことで簡単に返答できます。

スパム対策

ピンやマーカーを過度に発信するスパム行為への対策として、以下の機能が導入されます。

• 一度コマンドを発信すると、同じ内容のコマンドは、一定時間発信できなくなります。発信不能時間は、チーム全体に対するコマンドでは5秒、各プレイヤーへの個人メッセージでは2秒（同一のプレイヤーに対しては3秒）に設定されます。「この地点に注意せよ！」コマンドは例外で、3回までであれば連続して発信可能です。なお、一度に表示される「この地点に注意せよ！」マーカーは、各チーム3つまでに制限されます。
• 新たなマーカーを発信すると、そのプレイヤーが先に発信したマーカーは消え、新たなものに置き換えられます。発信したマーカーに対して味方が誰も反応しない場合、そのマーカーは6秒経過後に自動的に画面から消えます。
• 個人メッセージに対する返答は15秒につき1度まで、音声チャットの場合は10秒につき1度までに制限されます。

コマンドの乱用によるスパム行為への対策システムは現在も開発中であるため、皆さんのフィードバックに基づいて数値が変更される可能性があります。

そのほか、プレイヤーリストから選択可能な「ブラックリストに追加」や「この戦闘中はブロック」のオプションを使用することで、特定のプレイヤーとのコミュニケーションを無効にすることも可能です。

ゲーム設定

戦闘コミュニケーション・システムは、好みや必要に応じて調整可能です。操作を変更したり、特定のタイプのメッセージを非表示にしたい場合は、「設定」画面から行うことができます。

戦闘コミュニケーション・システム2.0はアップデート1.10の第1回公開テスト中に体験可能です。テストに参加してフィードバックを送ってください！ たくさんの方のご参加をお待ちしております。