「オンスロート」新シーズンの開幕は5月2日まで延期する運びとなりました。新シーズンの期間は5月2日~6月12日となります。 公開テストのフィードバックを踏まえた結果、この記事で紹介した「パラメーター調整因子」は「オンスロート」で採用しうる車輌や戦術の幅を広げるのに役立つ要素であることが判明した。したがって、新シーズン「クリムゾン・グリフォン」に「パラメーター調整因子」を導入することが決定した。同要素はシーズンが進むにつれて調整を加えていく方針だ。 春の訪れとともに『World of Tanks』に「オンスロート」モードが帰ってくるぞ。様々な調整が施され、限定報酬のラインナップも刷新されている。ぜひ楽しみにしていてほしい。 「シーズン・グリフォン」の概要 昨年秋に新たなコンペティティブ・モード「オンスロート」が登場してから早くも半年近くが経過した。この期間、開発チームでは集めた統計データやフィードバックの分析を行っていた。新モードをさらに優れたものにするための方法を明らかにするためだ。「オンスロート」モードの改良は現在も続いている。しかし、「オンスロート」モードが待ち遠しくてたまらないという戦車兵も少なくないだろう。そこで日本時間5月2日04:00から6月12日02:00にかけて新シーズン「クリムゾン・グリフォン」を開催する。 今回のシーズンでは、全体的なメカニズムはそのままに、フィードバックを通して寄せられた要望を踏まえていくつかの改良を一部に施す予定だ。この中には車輌性能や戦闘推移に影響を与えるメカニズムも含まれる。どれも「オンスロート」モードにおけるゲーム体験をさらに向上させることを目的にしているという点では変わらない。コンペティティブ・モードとしての興奮を味わえなくなってしまうようなことはないため心配は不要だ。報酬にも「オンスロート」モード限定の新たな報酬を追加している。ぜひとも入手を目指してもらいたい。 今シーズンには、2023年の秋に開催を予定している次回シーズンに向けた調整とテストとしての側面も存在する。次回シーズンでも《予選》をはじめとする様々な新機能を追加する見込みだ。そのため、今シーズンもデータやフィードバックの集計はシーズン中も引き続き行う。「オンスロート」モードの進化は止まらない。今後の動向にぜひ注目してほしい。 車輌の性能に関わる調整 今シーズンで実施する調整の主たる目的のひとつは、「オンスロート」モードで採用しうる車輌や戦術の幅を広げることにある。この目的のため、「ロール・アビリティー」の発動条件その他に変更を加えると同時に、公開テストで2種類の「パラメーター調整因子」の試験を行う。 「ロール・アビリティー」の調整 新シーズンでは以前よりも「ロール・アビリティー」が使いやすくなる。その理由は大きく以下の3点にまとめることができる。 「アビリティー」をチャージしやすくなるほか、クールダウン時間も大幅に短縮される。 一部の「アビリティー」は戦闘開始後ただちに発動できる状態になる。 「インスパイア」など一部の「アビリティー」は効果や発動の仕方が変更される。 効果や発動の仕方が変わる「アビリティー」は以下の通りだ。 調整対象の「ロール・アビリティー」 展開 ロール アビリティ 変更点 攻撃的中戦車 ヒューリー 既存のボーナスに加えて主砲の安定性を向上させるようになる。 万能型中戦車 インスパイア マップ上に存在する全味方車輌の搭乗員の能力を向上させられるようになる。 突破型重戦車 ワンフォーオール 味方チームを構成する車輌の《ロールの総数》に応じて自車輌の搭乗員の能力を向上させるようになる。 例えば、自分のほかにも味方に突破型重戦車が1輌いる場合、突破型重戦車の実際の総数は2輌でもロール上は1としてカウントされる。 支援型重戦車 フォーカスオン 戦闘開始と同時にレベルIの状態で発動できるようになる。 狙撃型駆逐戦車 ブルズアイ 「ブルズアイ」の効果が発動している際に非発見状態で砲撃を行うと単発火力が特定の割合で向上するようになる。 支援型駆逐戦車 セカンドウィンド 戦闘開始と同時にレベルIの状態で発動できるようになる。 万能型軽戦車 リーコンフライト 戦闘開始と同時にレベルIの状態で発動できるようになる。 たたむ 「ロール・アビリティー」をチャージしやすくなると、戦闘のさらなる激化が予想される一方で、大勢が「アビリティー」を警戒した結果、逆に戦局が動きにくくなってしまう可能性もゼロではない。この問題を解決するために公開テストで導入するのが「パラメーター調整因子」だ。 パラメーター調整因子 「ロール・アビリティー」の調整と同じく、「パラメーター調整因子」の導入も、「オンスロート」モード特有の激しさとスピード感を維持しつつ、取りうる戦術の幅を広げることを目的としている。 今回導入が検討されている「パラメーター調整因子」は以下の2種類だ。 各車輌の車輌HPを「オンスロート」モード限定で25%増加させる。 消耗品のクールダウン時間を「オンスロート」モード限定で90秒から45秒に短縮する。 以上2種類の「パラメーター調整因子」の影響のほどは公開テストで実際に体験することができる。車輌HPが増え、消耗品のクールダウン時間が短くなることで、戦闘の推移にどのような影響が生じるのか、最終的な判断を下すには統計データとフィードバックが欠かせない。もし好意的な反応が多いようならば「オンスロート」モードの次のシーズンで正式に実装する予定だ。逆に不評の場合は正規実装は見送りとなる。 すべては公開テストの結果次第だ。ぜひともテストに参加してフィードバックを寄せてもらいたい。 ウィークリーミッション シーズン「クリムゾン・グリフォン」でも前回と同じく2種類の報酬を用意する。「ランク」が上昇するにつれてアンロックされる報酬については、アイテムそのもののラインナップを一新している点を除けば前回と変わりない。 ルーキー アイアン ブロンズ シルバー ゴールド チャンプ レジェンド スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のルーキー迷彩 2Dスタイル「クリムゾン・グリフォン」 WZ-111 model 5A E 50 Ausf.M T110E4 スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のアイアン迷彩 ドッグタグ彫刻「プレスティージ・ポイント」 ドッグタグ背景「アイアン」 スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のブロンズ迷彩 ドッグタグ背景「ブロンズ」 2Dスタイル「クリムゾン・グリフォン」をもうひとつ スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のブロンズ迷彩 ドッグタグ要素「ブロンズ」 ドッグタグ背景「シルバー」 スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のゴールド迷彩 ドッグタグ背景「ゴールド」 2Dスタイル「クリムゾン・グリフォン」をもうひとつ スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のチャンプ迷彩 バッジ「茨の道を抜けし者 」 ドッグタグ背景「チャンプ」 ランキング順位を1日維持する度に25ボンズ 2Dスタイル「クリムゾン・グリフォン」をもうひとつ スタイル「クリムゾン・グリフォン」用のレジェンド迷彩 バッジ「天空を駆けし者 」 IGNストライプ「グリフォンの末裔」 ドッグタグ背景「レジェンド」 ランキング順位を1日維持する度に50ボンズ 2Dスタイル「クリムゾン・グリフォン」をもうひとつ これに対して、もう一方の「勝ち星報酬」は廃止し、代えて一連のウィークリーミッションを導入する。 シーズンが開幕すると合計5種類の簡単なミッションに挑戦できるようになる。ミッションはひとつずつ順番にしか挑戦できず、達成すれば様々なゲーム内アイテムが手に入る。ミッションは毎週月曜日にリセットされ、同じミッションに繰り返し挑戦できるようになっている。 ウィークリーミッション1 ウィークリーミッション2 ウィークリーミッション3 ウィークリーミッション4 ウィークリーミッション5 ウィークリーミッション1 条件: 取得プレステージ・ポイントでTOP5を達成する 制限: 「オンスロート」モード限定&ミッションは順番にしか挑戦不可 報酬: 「WoTプレミアムアカウント」1日分 ウィークリーミッション2 条件: 累計で150ポイントのプレステージポイントを取得する 制限: 「オンスロート」モード限定&ミッションは順番にしか挑戦不可 報酬: 100,000 、50 ウィークリーミッション3 条件: 累計で敵車輌に3,000HPのダメージを与える 制限: 「オンスロート」モード限定&ミッションは順番にしか挑戦不可 報酬: 125,000 、 50 ウィークリーミッション4 条件: 累計で敵車輌を3輌撃破する 制限: 「オンスロート」モード限定&ミッションは順番にしか挑戦不可 報酬: 125,000 、 75 ウィークリーミッション5 条件: 2回勝利する 制限: 「オンスロート」モード限定&ミッションは順番にしか挑戦不可 報酬: 150,000 、 75 1週間に挑戦できる5種類のウィークリーミッションをすべて達成すると追加報酬として1枚の「オンスロート」モード専用のトークンが贈呈される。一定量を集めると新登場のプログレッシブ2Dスタイル、汎用教本1冊、複数日分のWoTプレミアムアカウントを含む嬉しいアイテムの数々が手に入るぞ。 専用トークンは一定量に達すると自動的にアイテムと交換されるため、「バトルパス・トークン」のように手動でアイテム選択等を行う必要はない。 ダメージ・デバステート 条件 「オンスロート」モードで通算25,000HP、225,000HP、550,000HPのダメージを与える 報酬 徽章「ダメージ・デバステート1」x1 徽章「ダメージ・デバステート2」x1 徽章「ダメージ・デバステート3」x1 スタイル・エキシビション 条件 「オンスロート」モードで車輌にスタイル「クリムゾン・グリフォン」を適用して10回、25回、50回の戦闘を行う 報酬 徽章「スタイル・エキシビション1」x1 徽章「スタイル・エキシビション2」x1 徽章「スタイル・エキシビション3」x1 キャプチャー・マスター 条件 「オンスロート」モードで陣地の占領または防衛により250ポイント、500ポイント、750ポイントを取得する 報酬 徽章「キャプチャー・マスター1」x1 徽章「キャプチャー・マスター2」x1 徽章「キャプチャー・マスター3」x1 タクティカル・アド 条件 「オンスロート」モードで15か所、150か所、375か所の「アビリティー・サークル」を占領する 報酬 徽章「タクティカル・アド1」x1 徽章「タクティカル・アド2」x1 徽章「タクティカル・アド3」x1 グッバイ・エネミー 条件 「オンスロート」モードで15輌、150輌、300輌の敵車輌を撃破する 報酬 徽章「グッバイ・エネミー1」x1 徽章「グッバイ・エネミー2」x1 徽章「グッバイ・エネミー3」x1 コンパニオンズ・イン・アームズ 条件 「オンスロート」モードで2名小隊の一員として25回勝利する 報酬 銘刻「コンパニオンズ・イン・アームズ」x1 ドリームチーム 条件 「オンスロート」モードで同じクランのプレイヤー同士で編成したスーパー小隊の一員として5回勝利する 報酬 銘刻「ドリームチーム」x1 ヴァンガード 条件 「オンスロート」モードでの10回の戦闘で誰よりも早く敵車輌を撃破する 報酬 銘刻「ヴァンガード」x1 スーパー小隊! 条件 「オンスロート」モードでスーパー小隊の一員として15回勝利する 報酬 銘刻「スーパー小隊!」x1 アンストッパブル 条件 「オンスロート」モードで3輌以上の敵車輌を相手に単独で勝利する 報酬 銘刻「アンストッパブル」x1 プレデター 条件 「オンスロート」モードで通算500輌の敵車輌を発見または撃破する 報酬 銘刻「プレデター」x1 7v7 条件 「オンスロート」モードの取得プレスティージ・ポイントでチーム内TOPを50回達成する 報酬 銘刻「7対7」x1 ロイヤルフラッシュ 条件 「オンスロート」モードで1戦中に5輌の敵車輌を撃破する 報酬 銘刻「ロイヤルフラッシュ」x1 ファスト・アンド・フュリアス 条件 「オンスロート」モードで150秒が経過する前にすべての敵車輌を殲滅する 報酬 銘刻「ファスト・アンド・フュリアス」x1 新登場の報酬カスタマイズアイテム 続いて今回のシーズンでしか手に入らない報酬カスタマイズアイテムを紹介しよう。まず気になる報酬スタイルはシーズン名と同じく「クリムゾン仕様」になっている。ウィークリーミッションを着実にこなしていけば以下の報酬も点入るぞ。 ドッグタグの限定要素 グリフォンをモチーフにした限定バッジ(チャンプとレジェンド限定) IGNストライプ「グリフォンの末裔」 プログレッシブ2Dスタイル(シーズンが開幕してから初めてモードで戦闘を行った際にレベルIの状態で手に入り、その後は条件を満たすたびに2D要素が徐々に追加されていく。最高レベルにあたるレベルVIIに到達するにはランク「レジェンド」への到達が必要) 今シーズンのスタイルはガレージ内の好きな車輌に適用できるようになっている。 1 / 7 マップに関する変更 新シーズンに向けたテストの対象は「アビリティー」や「パラメーター調整因子」だけではない。マッププールに新たに「氷河」と「飛行場」を加え、既存のマップの一部でも「戦術サークル」の位置を調整する。マップに関する変更ももちろん公開テストで一足早く体験できるようになっている。ぜひともその目で確かめて意見や感想を聞かせてほしい。 公開テストで体験できる「オンスロート」モード用のマップはどれもあくまで仮の段階にある。正式なリリースまでにさらなる微調整が加えられる可能性があることをご了承いただきたい。 スーパー小隊に関する変更 新シーズン「クリムゾン・グリフォン」では、「スーパー小隊」の編成に関する制限を完全に撤廃する。仮にもし自分がまだ「ルーキー」だったとしても「ゴールド」など上位ランクのプレイヤーが作成した「スーパー小隊」にも参加できるようになり、前シーズンのように「レーティングに差があるためフレンドと小隊を組めない」、「レーティング差が開いたため小隊がいきなり解散されてしまう」ということがなくなるわけだ。 この変更に伴って「スーパー小隊」が「スーパー小隊」同士でしかマッチしないようマッチングシステムにも調整を加えるぞ。 ミニマップと音声チャットに関する変更 ミニマップに一度に打てるピンの数にも変更を加える。「スーパー小隊」の場合は連携を取りやすいようピン打ちの制限が完全に撤廃され、「ソロ」や「デュオ」の場合も以前よりも多くピンを打てるようになる。 音声チャットにもちょっとした改良を行う。今後は「ソロ」で戦闘を行うと戦闘終了時の音声チャット設定が次の戦闘にも引き継がれるようになる。「味方から反応がないと思ったら音声チャットがOFFだった」というようなウッカリがなくなるはずだ。 レンタル車輌とバトルパス進捗ポイント 今回もレンタル車輌を用意する。ラインナップは「WZ-111 model 5A」、「E 50 Ausf. M」、「T110E4」の3輌で、どれもシーズン開幕と同時にアンロックされる。 レンタル車輌は「シーズン・グリフォン」の開催中に「オンスロート」モードでしか使用できず、シーズンが終了するとアカウントから削除される。「ランダム戦」モードなどの他のモードでは使用できない。 「オンスロート」モードでは「バトルパス進捗ポイント」を集められることができる。 「シーズン・グリフォン」の開幕は近い。公開テストで一足早く新環境を体験してシーズンに備えよ!