緊急事態報告
宛先:第3総局長N大佐
概要:ミールヌイ13で発生した緊急事態について
クリアランスレベル:最高
ミールヌイ13で緊急事態が発生。ミールヌイ13は小さな油田が産業資源ののどかな町です。その小さく静かな町に突如として異形が大量に出現しました。ミールヌイ13の住民の退避は完了しています。不幸中の幸いか、大きな混乱には至らなかったため、この情報はまだ外部には漏れてはいません。現在ミールヌイ13は完全に封鎖され、立入禁止区域に指定されています。上層部から我が部隊に「偵察隊としてミールヌイ13に急行せよ」との指令が下ったものの、そこで一体何が起きているのか、何が待ち構えているのか、一切の情報は与えられませんでした。
この異常現象はミールヌイ13から約21キロほどのアルザジルで行われた軍の極秘実験が関連しているのではないか、と隊員たちは噂しています。上層部に何度となく情報開示を求めましたが、原因については固く口を閉ざしたままで、頑なに極秘実験との関連を否定しています。
ミールヌイ13への偵察任務に赴いた隊員のうち何人かは、戻ってくることができませんでした。この地域一帯の電磁放射線量は被爆線量限度をはるかに超えています。ミールヌイ13の現状を探るため、これから偵察小隊を率いて再び現場に向かいます。もしかしたら重大な何かを見落としている可能性があります。前回の調査報告をもう一度ご確認いただけないでしょうか?
偵察斥候部隊所属M軍曹
ミールヌイ13
2020年10月26日07:30~2020年11月9日07:30陸軍
参謀本部情報総局
機密文書No.133110MN
2020年10月16日
ミールヌイ13:機密任務133110MN
- 報告者:偵察斥候部隊所属M軍曹
- 発生場所:ミールヌイ13
- 概要:緊急事態発生報告―ミールヌイ13(任務報告書No.3および状況報告)
1. 発生場所: ミールヌイ13で異常現象が発生。すべての住民を強制退避させ、地域一帯は封鎖、立入禁止区域に指定しました。ミールヌイ13は小さな油田を産業の中心として、小さいながらも堅実な町です。ミールヌイ13から21キロほどにあるアルザジル軍実験施設は立入禁止区域として、アクセスが厳重に制限されています。
また、ミールヌイ13では電磁放射能レベルが基準を超えているとの報告があり、家電製品の誤作動も確認されています。この一帯では地形の変化も確認されています。地面に亀裂が生じ、そこから原油によく似た未確認物質が湧き出ています。異常現象発生後のミールヌイ13を入手することに成功しました。数少ない貴重な現場の写真です。こちらをご覧ください。
この地帯の電磁放射線が最高レベルに達したと同時に、地形の変化が停止。再び偵察任務が下され、私たちはミールヌイ13に向かいました。
2. 任務:ミールヌイ13に到着するや否や、説明不可能な異常事態に遭遇しました。突然、目の前の景色が目まぐるしく変わり始めたのです。錯覚かと疑いました。それはまるで違う時空のように見えたのです。異なる時空が次々と現れては、私たちの目の前を通り過ぎていく。それぞれの時空では達成しなければならない“何か”があり、達成できれば次の時空へと進める。ひとつの時空は、次の時空への門――。ゆっくりと、でも確実に最終目標の時空に近づいていく。説明は難しいのですが、直感的にそう感じたのです。
3.車輌:ミールヌイ13へは戦車小隊を編成して向かいました。電磁放射線レベルが危険水準に達していたため、特殊な防御装備を搭載して万全の準備を整えました。さらに、極限状態での偵察になることを想定して、車輌に大幅なアップグレードを加えています。ミールヌイ13一体の環境調査をするために、科学者も任務に同行しました。
4.異形の敵:ミールヌイ13に先遣隊として潜入した部隊は、この世のものとは思えない異形の装甲車輌に遭遇しました。どのような戦闘だったのか、想像に難くありません。この部隊の中で、生き残ることができたのは、ほんの数人でした。電磁放射線量レベルが高すぎたため、カメラが誤作動を起こしてしまい、この異形の装甲車輌を写真に残すことはできませんでした。生き残った隊員が描いた絵だけが、今のところ唯一の手掛かりです。短いですが、走行車輌についても説明しています。この異常事態に一刻も早く対応するため、これらすべての情報を精査し、原因究明に向けてひとつでも多くの手がかりを見つけてください。
5.現状:非常に少ない情報ですが、残念ながら今わかっている情報はこれが全てです。これから新たな情報を求めてミールヌイ13に向かいマす。。、。新しshiい 情ほゥ が わkぁり シdai 。ごhoう告 イタsHi m ス。、^¥」:・