[タンクガイド] T-34-3

VIII T-34-3 は非常に高い単発ダメージを持っており、中戦車としては珍しい特性と言えます。他の性能はどうなのか？一般的な中戦車と同じ立ち回りで良いのか？詳しく見ていきましょう。

本車輌はマッチング優遇車輌であり、TierX車輌とマッチングしません。

特徴

防御性能
T-34-3は、有名なType 59と同等の車体・砲塔装甲を持っています。車体装甲の防御力は数値だけ見ると決して優れているとは言えません。しかし、それぞれの装甲は優れた傾斜角度で配置されており、数値以上の強力な防御力を発揮します。特に下位Tierの車輌に対しては効果的で、適切な攻撃姿勢を取れば一方的に攻撃し続けることも可能です。Type 59でも有効だった豚飯（サイドスクレーピング）戦術は、本車輌でも効果を発揮します。ただし、側面装甲厚自体はそこまで厚くないため、角度には注意が必要です。
砲塔装甲はTierX車輌の攻撃すら跳ね返す実装甲厚を誇りますが、車長用キューポラは弱点となっているので過信は禁物です。

走行性能
中戦車としては平均的な走行性能ですが、出力重量比が低いために加速がやや鈍く、登坂が苦手という欠点があります。そこまで大きく感じる欠点ではありませんが、いざという場面でこの欠点が響く状況もあります。状況判断を早めに行って陣地転換をするようにしましょう。

攻撃性能
本車輌が持つ122mm砲は非常に強力です。下位Tierの車輌であれば、たった2発で撃破できてしまうほどです。しかし、代償として砲精度・照準時間・装填時間が犠牲になっています。つまり、この砲は近～中距離戦闘に特化された砲であって、遠距離で狙撃を行うには向いていません。
攻撃を行う際は、もちろん一方的にダメージを与えられることが一番良いですが、もし反撃を受けてしまう場合であっても可能な限り1発ずつのダメージトレードを狙いましょう。
砲の俯仰角が少ないことにも注意して下さい。丘の頂上から下にいる敵を攻撃する際、無理に車体を露出しすぎると、見返りとして大きな反撃を受けることになってしまいます。これは市街地などでも同様で、ちょっとした瓦礫に乗り上げて俯角が足りなくなることもあります。攻撃前には常に自分の周りにある障害物や地形を確認するようにしましょう。

隠蔽率と視界範囲
良好な隠蔽率と、平均的な視界範囲です。驚くほど良い隠蔽率ではありませんが、戦闘終盤の少数戦闘においては確実に役に立つはずです。

VIII T-34-3

ストロングポイント:

中戦車としては大きな単発ダメージ
バランスの良い車体装甲
非常に頑丈な砲塔装甲
良好な隠蔽率
マッチング優遇車輌である

ウィークポイント:

照準性能が劣悪で信頼性に欠ける
装填時間が長くDPMが低い
砲俯角が狭い

照準性能が悪い短所を補うため、近距離から中距離の支援車輌として立ち回ることが多くなるはずです。状況にもよりますが、攻撃時はしっかりと反撃に耐えられる攻撃姿勢を作りましょう。
もし俯角が足りなくなるマップであれば、無理をせずに後方に回ることも意識しましょう。装填速度が遅いため、リロード中に敵から身を隠せない場合は撃ち負けてしまうことがあります。攻撃前には一呼吸置いて、リロード中に退避できる場所を見つけておきましょう。

拡張パーツ

おススメの組合せ

本車輌の欠点を補うセットアップを第1に考えた拡張パーツの組み合わせです。まずは遅い装填速度を改善するために「装填棒」を搭載しましょう。「垂直砲安定装置」と「改良型射撃装置」を組み合わせることで、照準しきらずに咄嗟に撃って後退するシーンでの命中精度改善が期待できます。

搭乗員スキル

車長
砲手
操縦手
装填手（無選手兼任）

拡張パーツのセットアップと同じく、弱点である照準性能を改善するスキルセットアップを選択しましょう。他の車輌では1スキル目に「修理」スキルなどの共通スキルを修得させることが多いですが、本車輌では1スキル目に各搭乗員の固有スキルを習得させるセットアップをおすすめします。