[戦車研究] T-34系列総まとめ!

第二次世界大戦中に名戦車として名高かった「T-34」。

『World of Tanks』には「T-34」とその派生型が複数あります。今回はゲーム内に存在するすべての派生型について見ていきたいと思います。

 

各車輌をクリックすると詳細が表示されます。

Tier V

Tier VI

Tier VII

Т-34

Т-34-85

Т-34-1

Т-34 Shielded

Т-34-85М

Konštrukta T-34/100

Type T-34

Т-34-85 Rudy

 
 

Type 58

 

Т-34

 

史実

「T-34」の派生型の中で最も希少といわれるのが「Radiant T-34」です。RSB-F無線機を搭載した本車輌の通信範囲は最大で120キロ。実際にこの車輌の通信範囲を検証したところ、理想的な気象条件下であれば、指揮戦車が使用するマスト型アンテナを10mまで最大限に伸ばした状態で、通信範囲120キロが可能であると実証されました。標準的な通信範囲は100キロです。

1941年、ウクライナの第183ハリコフ機関車工場が57mm戦車砲「ZIS-4」を搭載したT-34戦車を10輌生産し、これらの車輌は第21戦車旅団で運用されました。同工場は1943年に「ZIS-4」搭載のT-34戦車をさらに4生産しています。T-34戦車の総生産数は不明ですが、少なくとも100輌以上が生産されたと推測されています。

World of Tanks

中国Tier V中戦車「Type T-34」を除いた同クラスの車輌の中では、「ZIS-4M」対戦車砲を搭載した「T-34」は非常に高い装甲貫通力を誇ります。

さらに「ZIS-4」砲は装填速度も速く、

同クラスの中では群を抜いたDPMを叩き出すことができます。

 

Т-34 Shielded

 

史実

最初の装甲強化型「T-34」は1941に登場しました。その後「T-34」にBT戦車用の13ミリ装甲板を搭載した型が生産され、

1942年になると装甲強化型の開発・生産に本格的に力を入れるようになりました。1943年6月9日、追加装甲厚が10~16ミリの車輌が前線に配置されました。

75ミリ砲からの複数の被弾に対して高い防御力を示し、またAP弾に対しても有効であることが実証されました。

World of Tanks

「T-34S」はクルスクの戦い75周年イベントの報酬車輌として『World of Tanks』に登場しました。

ゲーム内の「T-34S」の追加装甲厚は16ミリです。

HEAT弾やHE弾に対して非常に良い効果を発揮し、AP弾やAPCR弾に対しても防御力が向上しています。

 

Type T-34

 

史実

「T-34-76」が中国に輸出されたか否かに関する正確な情報は現存しません。

中国丹東市にある「抗美援朝紀念館」で「T-34-76」を見ることができますが、車底のプレートには「T-34-85」と銘刻されています。

「T-34-76」は1950年の朝鮮戦争で北朝鮮軍の主力戦車として運用され、北朝鮮政府のプロパガンダ映像にも登場しています。現在でも現役として残存しています。

World of Tanks

ソ連技術ツリーの「T-34」と同様に「Type T-34」も57ミリ砲は研究で手に入れることができますが、

「Type T-34」は、ソ連「T-34」が使用できる76ミリS-54砲を搭載することができません。

またソ連技術ツリーの「T-34」と比べると、隠蔽率が劣りますが、車体旋回速度は勝っています。

 

Т-34-85

 

史実

「T-34-85」の「ZIS-S-53」戦車砲は、1000mの距離からドイツ軍のTigerの装甲を貫通しました。1500mからの射撃は貫通しなかったものの、装甲に39ミリの深さの凹みを与えました。

1944年になると、発射速度950m/秒の85mm「N-3-457」砲が「T-34-85」用に開発されましたのちに、発射速度1150m/秒を記録した派生型も開発されています。

戦後、エジプト、シリア、キューバがほぼ同時に「T-34-85」に122ミリhowitzer D-30を搭載した改良型を生産しました。

World of Tanks

強力な「122-mm howitzer U-11」砲のおかげで、格下の車輌に対してはかなり有利に戦えます。

アップデート0.7.5以前は100mm「D10T」砲も搭載することができました。

85mm「D-5T-85BM」砲は高い装甲貫通力が特徴の汎用タイプです。

 

Т-34-85М

 

史実

1944年春、第183ハリコフ機関車工場で「T-34-85M」戦車の近代化改修版の試作車輌が2輌生産されました。

車体装甲はかなり強化されており、車体前面装甲厚は75mmに増強されました。操縦手のハッチは100ミリ厚、砲塔は90ミリ厚でした。

そのほか、燃料タンクの位置が変更された。

World of Tanks

装甲強化型の「T-34-85M」は、下位Tier車輌からの被弾に耐えることができ、しかも車体角度次第では

上位Tierからの攻撃をも耐えられる強靭な装甲が特徴です。

マッチングでTierトップにくれば、火力と装甲厚を活かして有利に戦えます。クレジット稼ぎにも最適です。

アップデート1.0.0から技術ツリー内で購入できるようになりました。

 

Т-34-85 Rudy

 

史実

ポーランドの人気テレビドラマシリーズ『4人の戦車兵と犬』に登場した戦車です。

撮影にはいくつかの車輌が使われましたが、そのうちの1輌はポーランド軍の第1戦車旅団に所属する車体識別番号102の車輌でした。102とRudyの銘刻が刻まれた個体はポーランドの首都ワルシャワ近郊の博物館に保管されています。

Y. Pshimanovsky氏によると、戦車長はPole Olgerd Yaroshではなく、ソ連将校のVasily Semenだったということです。

ポーランドの「T-34-85」の搭乗員数は4名でした。また機関銃は遠隔操作が可能でした。

World of Tanks

「T-34-85 Rudy」は大祖国戦争70周年イベントのひとつとして、アップデート0.9.7で実装されました。

ゲーム内でわんちゃんが搭乗員として付随する唯一の車輌です。

また現時点でソ連とポーランドのふたつの国籍を切り替えられる唯一の車輌です。

 

Type 58

 

史実

1950年代中盤までには、中国は第674工場で「T-34-85」の解体研究が完了し、独自の知識と技術力だけで車輌を製造できるだけの準備が整っていました。車体や砲塔の製造も可能であったと思われます。

一説によると、近代化改修した「T-34-85」に重機関砲を搭載した個体もあったと言われています。

朝鮮戦争では、「Type 58」はアメリカの「M4AZE8」や「M24 Chaffee」と互角に戦いました。

World of Tanks

単発ダメージはソ連「T-34-85」の85ミリ砲よりも劣りますが、射撃速度は勝っています。

また、HPはソ連「T-34-85」よりも優秀です。

本車輌はアップデート0.8.3でゲームに実装されました。

 

Т-34-1

史実

中国政府は「T-34-85」を自国で生産することを検討していました。

第674工場ではすでに「T-34-85」の研究が完了しており、独自の力で生産できる準備が整っていました。

本車輌は「T-34-85」をベースに改良や改修が加えられ、新型車輌の代替としてデザインされましたが、計画案で終わっています。

World of Tanks

ゲーム内の「T-34」系列の車輌の中で最大級のHP1,050を持っています。

Tier VII砲の100 mm「44-100JT」を搭載すれば、格上の重戦車に対峙することも可能です。

砲塔前面装甲は170ミリ厚で、同格車輌からの攻撃に耐えられます。

 

Konštrukta T-34/100

 

史実

「Konštrukta T-34/100」の開発は1953年に開始し、砲塔を大型化するなどの改修が加えられました。

主砲の威力が十分ではなかったため、本車輌は計画案で終わりました。

1945年、ソ連で「T-34」に100mm「ZIS-100」砲が搭載された車輌が製造されました。

World of Tanks

100mm「vz.44S」砲は「T-34」派生型の中で最も強力な砲です。

装甲貫通力は250ミリ、単発ダメージは250ポイントです。

またHPは1,100と、ゲーム内の「T-34」派生型の中でもトップクラスです。

 

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