皆様こんにちは!コミュニティエバンジェリストのLF_kameです。
昨年以上の盛り上がりを見せつつ決勝では新進気鋭の選手のチーム「3本のチャーライ(進化シールド装備済み)」vs 昨年覇者の「おら東京さ行ぐだとぐろトリが修羅場過ぎる」の対決でした。
結果は「おら東京さ行ぐだとぐろトリが修羅場過ぎる」の2連覇で閉幕した甲士園2020を車輌の面から分析します。
まだ甲士園をチェックしていない方は是非この機会にチェックしてみてください!
フォーマット
小隊というのはWoTの中で最小の集団戦構成です。
15人vs15人のクランウォーズや7人vs7人の乱闘モード・チームバトルモードの大会が開かれていますが、それらをプレイする際にもすべては”小隊”の動きが基本になっています。
その基本の中で日本で一番強い小隊はどこなのか?どんな戦闘になるのか?
というのが甲士園のコンセプトです。
また、小隊の3人vs3人だと通常戦マップでは広すぎるのでマップの一部をカットして戦闘を行うことで間延びしない高速での戦闘が数多く発生することを期待してマップをカットしていました。
BANPICK制
この大会では過去のWoTの大会では採用されたことがないシステムであるBANPICK制を採用しました。
試合開始前に使用されたくない車輌・該当マップの適正力が高い車輌がBANをすることができるシステムです。
また、PICK面ではPICKした車輌は相手チームがピック不可・自チームも車輌被りが不可のルールでした。
その2つの点により車輌の多様性を生まれ、多数の車輌を乗りこなさなくてはいけない条件となり、選手は戦闘を行いました。
では、ここからは各マップについてどのような戦闘・車輌が使用されてきたのかチェックしていきましょう。
鉱山
展開鉱山ではE5にある岩を中心とした戦闘が展開されました。
高い機動力や高単発火力を持つ車輌をBAN。
オートローダーや重戦車を使用しダメージ交換で対戦相手に優位をとる戦略で勝負をするチームが多くみられました。
BAN車輌ランキング
1位:
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
2位:
IX
AMX 30 1er prototype
3位:
IX
T54E1
3位:
IX
50TP Tyszkiewicza
3位:
IX
Emil II
3位:
IX
WZ-111 model 1-4
PICK車輌ランキング
1位:
IX
T-10
2位:
IX
IS-3-II
3位:
IX
M103
3位:
IX
Škoda T 50
3位:
IX
T54E1
ヒメルズドルフ
展開ヒメルズドルフはマップの北部を切り取る形で行われました。
攻撃サイドでは主に8ラインを攻めあがり、占領エリアを使用して防衛サイドを動かし、崩していく戦略が主となりました。
BAN車輌ランキング
1位:
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
1位:
IX
T54E1
2位:
IX
50TP Tyszkiewicza
PICK車輌ランキング
1位:
IX
IS-3-II
2位:
IX
E 75
2位:
IX
AMX 50 120
2位:
IX
WZ-111 model 1-4
崖
展開崖は主にマップ中央部分のE5,E6,F5,F6の中央での戦闘、高台をどちらが取れるのかがが注目ポイントでした。
お互いがスポットした瞬間の判断で決着がつく戦闘で痺れる展開が多くみられました。
BANPICKにより敵チームより高機動の車輌を手にすることで優位に立つチームも見られました。
BAN車輌ランキング
1位:
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
2位:
IX
Spähpanzer Ru 251
3位:
IX
Škoda T 50
3位:
IX
AMX 30 1er prototype
3位:
IX
Emil II
PICK車輌ランキング
1位:
IX
CS-59
1位:
IX
M46 Patton
2位:
IX
T-54
3位:
IX
E 50
ムロヴァンカ
展開ムロヴァンカは今回の大会では3戦のみ行われました。
主に中戦車を使用し、相手チームより視界の面で優位を取り勝負をする戦闘が見られました。
また、
IX
GSOR3301 AVR FS
や
IX
AMX 13 90
を使用し、視界勝負をするチームも見ることができました。
BAN車輌ランキング
1位:
IX
Tortoise
2位:
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
PICK車輌ランキング
1位:
IX
Type 61
2位:
IX
Leopard Prototyp A
2位:
IX
T-54
2位:
IX
AMX 30 1er prototype
2位:
IX
Conqueror
ゴーストタウン
展開ゴーストタウンでは主に重戦車・銃駆逐戦車・重オートローダーが使用されました。
両サイドともにガッシリ構えて敵チームの攻撃に対処するような戦闘がみられました。
しかし、一部チームは
IX
Type 61
や
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
を使用し、敵チームの裏を取りに行く戦略が見られました。
BAN車輌ランキング
1位:
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
2位:
IX
M103
同率2位:
IX
Tortoise
同率2位:
IX
Emil II
3位:
IX
Object 705
同率3位:
IX
AMX 50 120
PICK車輌ランキング
1位:
IX
T54E1
同率1位:
IX
WZ-111 model 1-4
2位:
IX
IS-3-II
同率2位:
IX
E 75
3位:
IX
M103
同率3位:
IX
Tortoise
ジークフリート線
展開ジークフリート線は主に街中を中心に切り取られました。
防衛サイドでは
IX
Object 263
を使用した攻撃的防衛のインパクトは絶大でした。
攻撃サイドでも
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
で相手防衛チームにブラインドショットを当てているのも印象的でした。
防衛サイドはエリア右上での防衛が強力ですが、それに対して答えを持っているチームは崩すことができていました。
BAN車輌ランキング
1位:
IX
Tortoise
2位:
IX
T-10
2位:
IX
50TP Tyszkiewicza
PICK車輌ランキング
1位:
IX
M103
1位:
IX
IS-3-II
1位:
IX
AMX 50 120
2位:
IX
Bat.-Châtillon 25 t AP
2位:
IX
E 75
2位:
IX
Object 705
2位:
IX
T54E1
全マップ総合BANPICK率
BANPICK率とは今年の甲士園32戦闘中どの程度BANPICKにその車輌が出てきたのかを表す数値です。
1位 IX Bat.-Châtillon 25 t AP 90%
BAN率75%
PICK率15%
全戦闘のうち9割にこの車輌がかかわっていました。
主にBANをされていましたがBANをされなかった場合、6割のチームは空いているこの車輌をピックしました。
主な理由は高機動力に加え、1800という弾倉火力です。
1800すべてを敵車輌に叩き込むことができれば敵車輌約1台分削ることができます。
3人vs3人のフォーマットでは1人削れることは負けへ直結してしまうので各チームはそれを嫌ってのBANでした。
2位 IX IS-3-II 71%
BAN率12%
PICK率59%
昨年の甲士園直後のアップデート1.7.1にて追加された2連装砲の車輌です。
斉射を敵に叩き込むことが出来れば1回の射撃で780ダメージが出ます。
その単発はTier9としては最高数値です。
また、連装砲なので、斉射後は単発で射撃することが出来ます。
その利点を生かし主に鉱山でピックされました。
3位 IX T54E1 69%
BAN率34%
PICK率34%
BANもPICKも同率でした。
BAN面では主にヒメルズドルフでのBANが目立ちました。
T54E1の魅力はアップデート1.9でのHPと貫通力の上昇により扱いやすくなった点、弾倉交換スピードが速く、瞬間火力を次次に繰り出すことができる点です。
4位 IX Tortoise 63%
5位 IX Emil II 63%
6位 IX M103 59%
7位 IX T-10 56%
今回の甲士園では2日間合わせて30車種もの車輌がピックされました。
各車輌それぞれ強み、弱みを持っており、それを選手たちは生かしたり、お互いがカバーしたりしながら戦闘を行っていましたね。
甲士園を見てくださった皆様は是非アンケートにお答えください。
アンケートの結果をもとにこれからも視聴者にもプレイヤーにも楽しんでいただけるイベントを行っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
アンケートはこちら▶ https://jp.surveymonkey.com/r/MWGPRQZ
甲士園記事 作者プロフィール
kame / LF_kame
コミュニティエバンジェリストのLF_kameです。
主にトーナメントやCWでの解説や定期配信で皆様とお会いすることが多いと思います。
皆様と一緒にWoTをこれからも楽しんでいきますのでよろしくお願いします!
Twitter: https://twitter.com/kamep113