ベルリンへの道イベントの最終日は5月18日(月曜日)です。最後の力を振り絞って、今回のメイン報酬 VII IS-2 shielded を勝ち取りに行きましょう。今回はもう時間がないという方にはお得な割引もあります。ステージをクリアした数だけ、IS-2 Shieldedの半谷価格6,000から25%割引されるんです。もし4つのステージすべてをクリアしたら 無料で手に入ることができます!
通常のIS-2とは違い、IS-2 Shieldedは金網製のシールドが搭載されています。さらにプレミアム車輌なので通常車輌よりも多くクレジットやEXPを獲得できます。まずは、この車輌の歴史について見てみましょう。
ソ連の強襲車輌
強烈な122mm砲を持ったIS-2は、第二次世界大戦末期になると、都市部を強襲する重要な役割を担いました。D-25Tから発射されるHE弾は、たった一発で、機関銃キューポラを貫通できるだけではなく、煉瓦製の古い建物の壁も突き破ったと言われています。
そんなパワーを持ったIS-2は、すぐに敵国の軍から目の敵にされる存在になります。なんとしてでもこの戦車を止めなければ、と敵軍は目の色を変えたのです。
終戦近くになると、ドイツ歩兵隊は様々なタイプの擲弾発射器を装備するようになります。この擲弾発射器は、安価でありながら、対戦車兵器としてはそれなりに有効だったのです。
1944年1月25日には、ドイツのPz.Kpfw.IVに対HEAT弾防御専用の金網製の「トーマ・シールド」が装備されたとの記録が残っています。
都市部の戦車
細い路地が多い都市部には、戦車にとって危険がたくさん潜んでいました。ドイツの首都ベルリンの建物の窓は攻撃に備えてブロックで塞がれ、頑丈に補強されていました。でも大抵はひとつかふたつブロックが外された箇所があり、その隙間から戦車に向かって対戦車擲弾を投げ落とせるようになっていました。
擲弾発射器を持った部隊に対する対抗策はDShK機関銃と歩兵隊による護衛でした。
ただ機関銃の備えも少なかったことに加え、容赦ない敵の攻撃を前にしては歩兵隊はなすすべもありません。こんなときに最大の防御策として考案されたのが金網製の「トーマ・シールド」だったのです。この金網製のシールドは少なくとも2種類あったことが分かっています。形状が異なる金網製シールドは、状況によって臨機応変に使い分けることが可能でした。
誤解を防ぐためにも、ここで言っておかなければなりません。擲弾発射器はそれほど効率が良い武器ではなかったため、実際に「トーマ・シールド」を搭載した戦車が目撃されることは稀でした。1945年4月には219輌のIS-2が走行不能にされています。そのうち擲弾発射器が走行不能したのは39輌だけでした。しかも修復不可能なほどにダメージを与えることができたのは、そのうちの12輌です。
ゲーム内の金網製シールド
車輌特性だけをみると、IS-2 shieldedは通常技術ツリーのIS戦車とよく似ています。ただ追加装甲の重量の分だけ、機動性が少々劣ります。この追加装甲は本当に役に立つのでしょうか?
HEAT弾やHE弾からのダメージを軽減できます。追加装甲の厚さはわずか5 mmですが、SU-152の152mm HEAT弾から身を守るには十分です。
さらに砲塔の追加装甲のおかげで、SPG弾からの影響が若干緩和されます。
車体装甲は適度な角度を持たせて傾斜しているため、上部傾斜装甲の実装甲厚はプラス30~40mmほどになります。この戦車の最大の弱点――操縦手のハッチ――も金網シールドで補強されています。
操作性はほぼ通常のIS戦車と同じと思っていいでしょう。高い単発ダメージで、Tier IX車輌でさえ脅かすことができるポテンシャルを持っています。またプレミアム車輌の役得として、クレジットやEXPを通常車輌よりも多く獲得できます。もちろん他のソ連車輌の搭乗員をペナルティなしで乗せ換えることもできます。
イベント終了までまだ時間はあります!さっそく「ベルリンへの道」に出撃しましょう!