80年代後半、フランスのGIATは、第3~3.5世代戦車の中でも非常に優秀だと誉れ高い戦車を開発しました。その戦車は自由フランス軍の将校ルクレールにちなんでAMX-56 Leclercと名付けられました。このAMX-56の開発に伴い、フランス軍はいくつかの試作車輌を製造しています。そのひとつが、Project 4――Char Futurです。
今回このChar Futur 4が「遠征」の報酬車輌としてラインアップしました。トークンを集めてぜひこの IX Char Futur 4 を手に入れましょう! しかしその前に、気になる特性を見てみましょう。
典型的なフランス車輌
Char Futur 4の小さな振動砲塔は、まるでBat.Chat.25tやLorraine 40 tを彷彿とさせます。
搭乗員は3名。車長は無線手を兼任。そして砲手は装填手を兼任。最後に操縦手です。
本車輌はTier IX中戦車としては平均的な380mの視認範囲、優秀な750mの通信範囲となっています。
また本車輌の長所のひとつとして挙げられるのは、その小さな車体です。静止時の隠蔽率は16.13。移動時の隠蔽率は12.08です。
装甲と機動性
Char Futur 4の装甲には期待しないでください。装甲をできるだけ薄くした代わりに、機動性は抜群です。最高速度はなんと60km/h。エンジン出力620馬力に加え、出力重量比は23馬力/トン。ラリーでは勝てないかもしれませんが、かなり軽快な足回りで戦場を駆け巡ることができます。
装甲には期待しないでと前述したとおり、Char Futur 4の車体装甲は貧弱です。車体前面装甲厚は55mm。側面は40mm、背面に至っては30mmです。HE弾の被弾はなんとしても避けましょう。
Char Futur 4の特徴でもある小さな砲塔を見てみましょう。砲塔前面装甲は140mmと厚めに作られています。角度によっては跳弾が期待できる厚さです。
ただ、砲塔の側面装甲厚は90mm、そして背面装甲厚は30mmしかありません。背後からは絶対に狙われないように、常に周囲に目を配りましょう。この装甲厚のアンバランスが本車輌の弱点でもあります。側面や背面と比べて頑丈に作られた前面装甲のせいで、砲塔旋回速度が30度/秒と低めになっています。
それでも、Char Futur 4にはこの貧弱な装甲をカバーする大きな長所があるんです! それは膨大な耐久性――1,750HPです! まさに撃たれ強い、ですね。
火力
主砲の105mm砲は自動装填装置搭載です。
その火力は通常弾で貫通力264mm。HEAT弾で330mmを誇ります。4発自動装填の単発ダメージは390と強烈です。
本車輌で効率的に戦うならば、砲精度をうまく利用しましょう。Bat.Chat.25tのように、近接戦に挑まなくても大丈夫。主砲の105mm砲の着弾分布は0.34なので、ある程度離れた距離からの狙撃でも、十分に敵の弱点を狙い撃ちできます。
ただしChar Futur 4の装填時間に気を付けてください。単発装填時間は4秒。全弾装填時間は40秒です。長い装填時間を考えると、撃ったら、いったん引いて装填が完了するまで隠れる。このプレイスタイルがお勧めです。照準時間は2.2秒です。このクラスの車輌としては妥当と言えるでしょう。
Char Futur 4の特性を総合的に考えると、戦況に応じて素早く配置転換しながら、攻撃のチャンスを掴みましょう。
Char Futur 4の主砲の威力と砲精度、それに機敏な足回りを活かして、敵に大ダメージを与えましょう!
Char Futur 4の交換に必要なトークンは12枚です。それでは「遠征」でのご武運をお祈りしています!