KaRathのクランウォーズ日記 - 「鋼の時代」その3

戦車長のみんな、調子はどうだい?

鋼の時代」が文字通り終わりを迎えた。僕のクランウォーズでの旅もここまでとなる。楽しい時間もあっという間だったな…

先週と先々週に投稿したクランウォーズ日記を読んでないならぜひ読んでみてほしい。「Chieftain」や「Object 279e」の対処法を惜しみなく書き残したつもりだ。クランウォーズだけじゃなく、ランダム戦でも通用するはずだ。

クランウォーズを気持ちよく締めくくるために、頻繁に出現するマップ「プロホロフカ」で使える戦略の解説や、サプライズゲストを招いた特別コーナーも用意した。最後には、状況に応じた車輌の対処法についても触れていくぞ。

それではいってみよう!

プロホロフカ1-2プッシュ

WoTで最も有名なマップである「プロホロフカ」では、チームによって様々な戦略が用いられ、多くの戦いが繰り広げられる。最もよく使われている戦略は以下の通りだ。

  • ヒル・コントロール - 機動性の高い中戦車と重戦車を使って丘やと中央部分の線路を占領する。相手が分散している場合、片方に奇襲を仕掛けることができ、マップの一部を支配して攻撃することができる。
  • 1-2ライン・コントロール - 隠蔽とカバーを活用したオーソドックスな戦略。1-2ラインの後方に陣を構え、中央に配置した車輌がハルダウンで耐えている間に後方から援護する。
  • ミディアム・ブロウル(brawl) - ランダム戦では上記2つに比べるとまり使われることはないが、戦闘開始直後に機動力の高い中戦車や重戦車が中央へラッシュを仕掛け、中央で孤立した敵車輌に攻撃を仕掛ける。勢いとスピードを維持しながら、なるべく早く撃破するのがカギとなる。集団戦シーンでも「戦場の霧」が無効の場合はオススメしにくい戦略だが、慎重すぎる配置の敵チームには効果的だ。また、戦闘序盤に「Chieftain」などを援護なしに中央部に送り込んでくるようなチームにも刺さるだろう。

ほかにも色々な戦略があるけど、このマップでよく使われるのはこれくらいかな?今回は2番目に挙げた「1-2ラインプレイ」における車輌の立ち位置や、攻略ポイントなどを解説していくぞ!

注意: 可能であれば「Super Conqueror」より「Chieftain」の方が早く動けるので「Chieftain」を起用することをオススメする。ただし「Super Conqueror」しか持っていない場合は、ターボチャージャーを搭載すればいいだろう。「Chieftain」までとはいかないが、問題なく動いてくれるはずだ。

同様に、安定感のある「Object 907」を「Object 140」の代わりに使った。報酬車輌をあまり持っていない場合は、「Object 140」を使うか、ブロウル時のHP共有を考慮して「Object 277」を使うのもアリだ。

戦闘序盤での立ち回り

戦闘開始直後はまずハルダウン用の重戦車を3-4ラインの尾根部分に配置し、1-2側の支援を受けられるようにしよう。「Object 277」は1-2ラインの支援役として配置されているが、状況によっては前衛と一緒に行動するように配置して、相手の戦力次第ではプッシュに備えるのも悪くはないだろう。

6ライン後方の2輌の中戦車は、序盤に線路を横切る敵「EBR」に初撃を加えるために配置しよう。早めに攻撃することができれば「EBR」同士の撃ち合いを有利に運ぶことができ、中盤以降の戦況にも影響してくるはずだ。

序盤の撃ち合いが終わると、「EBR」は辺りを偵察しながら1-2ラインに後退しよう。序盤で6ラインに配置させた中戦車も1-2ラインに下げてA2付近の丘でハルダウンに切り替えよう。このタイミングで中央の重戦車も移動し、戦況に応じてE2またはF2にあるくぼんだポケットを占領しよう。

戦闘を支配

この攻撃戦略の肝は、K1-K2の強力な陣地突破を図る点だ。「EBR」は偵察と遊撃、前衛はK1-K2にいる敵車輌のスポットと撃破に徹しよう。被弾を恐れず1-2ラインの敵戦車をすべて撃破する必要がある。

この場合、E2-F2のポケット部に配置した車輌には中央の敵を攻撃させよう。1-2ライン南にスポットできた車輌をフォーカスすることが先決であるように思えるが、1-2ラインを攻めあがる車輌は中央の敵から撃たれてしまうため、中央の敵にプレッシャーをかけておくことが重要となる。後方に控えさせる中戦車も、場合によってはプッシュに参加させたり、C1-D1付近から南を援護させる必要があるだろう。

K1-K2を制圧でき、1-2ラインと中央をコントロールできるようになれば、あとはこっちものだ。上のマップでも示しているように、味方の戦力も削られるかもしれないが、マップの左側全体をほぼ完全にコントロールできる。敵のカウンターにも対応でき、クロスファイアも狙えるし、自軍を守りながら敵の陣地を奪うための勝ち位置を確立することだってできる。

この戦略を展開する上で大事なのは、チームにとって何が脅威となるか前もって理解しておくことだ。これは時間をかけて練習しないと正確に把握できないと思う。また、K1-K2に MausObject 279 earlyT110E3 のような頑丈な車輌が複数輌いると、1-2ラインプッシュが受け止め切られて前線部隊が壊滅してしまうこともある。こればかりはこの戦術の弱点となってしまう。相手チームの動きから配置を予想したり、メンバー全員の1-2ラインプッシュ戦術に対する理解度や、連携の精度を高めておく必要もある。

この作戦は南側のスポーン地点からでも使える。この場合、A2のハルダウン地点とA1のブッシュに潜むスナイパーを取ることが重要だ。ブロウルでこのポジションを取れないと、その後の勝利が非常に難しくなるので気を付けよう。

スペシャルゲスト: Mr. Manley

WoTのトーナメントに参加したことがあるなら、Willを知っている人も多いだろう。彼はトーナメントを盛り上げるためにトーナメントスペシャリストとしてWGに所属しているんだ。

普段はトーナメント関連の業務に携わっているので、クランウォーズに参加するのは今回が初めてなんだ。


Will: やあみんな!「L1ME」の一員として初めてのクランウォーズを体験させてもらったよ。

クランウォーズに臨むにあたり、僕は報酬車輌を一切持ってなくて、Tier Xも数台持っているだけだった。「Chieftain」や「279e」といったメタ車輌を持ったプレイヤーが選ばれることが多く、数少ない「CS-63」枠も僕より実績のある人に取られてて、試合に出ること自体が難しかったな。それでもイベントが進むにつれて、僕は堅実なCSプレイヤーとして評価され、試合に出る機会も増えていった。

クランウォーズに参加するまで「Object 279e」と対戦することはなかたけど、今では貫通できる場所も覚えたし、のこりHPが少ない見方車輌のためにHPを共有する方法も学ぶことができた。ほかにも残りたいHPが少ない敵車輌をフォーカスしたり、車輌の後ろを取ったり、「EBR」の位置を予想して攻撃したり、適切な場所に移動したり、学ぶことが本当に多かったな。

とにかく最初から最後まで本当に楽しかったな。次のキャンペーンが待ち遠しいよ!


 

Object 268 v4の運用方法と対処法

推奨拡張パーツ 理由

  • ターボチャージャー - この車輌は加速力が低いので、先導役を買って出るためには必須
  • 装填棒 - 砲精度を向上
  • 改良型装甲材 - 生存性、履帯の耐久力を向上

かつては戦場で出会うことを恐れられていた車輌だが、最近では主戦力として扱われなくなった。ハルダウンの戦車が主流となった昨今では、 X Object 268 Version 4 は、砲塔のない車体構造長い照準時間、そして砲塔がないこと(大事なことなので2回言いました)と、あまりにも多くの問題を抱えているんだ。

しかし、陣地を攻撃する際には良く使われることもある。前方に数輌の「V4」で先導し、「Object 277」のような速い重戦車が援護する。クロスファイアで狙われないポジションを取る場合、この戦車は長い間生き残ることができるので、ショットを跳ね返しながら要所を抑え、戦闘を有利に運ぶことができる。

この車輌は単発火力が650HPにもおよび、生存力も高く、弱点である2つのキューポラ下部プレートが受けるダメージもある程度はカバーすることができる。

ただ、他の車輌を同様、「Object 268 v4」にも欠点がある。

  • 分間ダメージと砲精度 - この戦車は分間ダメージと照準時間が良くない。主砲は「T110E3」のように正確ではなく、全体的に貫通力が低いので、なおさら扱いづらい。
  • 砲塔がない - すでに何回も言ってるけど、車体全体を動かして射撃もしくはダメージをブロックする必要があるため、側面からの奇襲にはかなり弱い。
  • 前面の装甲上部 - 「Object 268 v4」は角度をつけることで初めて防御力が発揮されるので、平らな位置にいる敵と戦う必要がある。少しでも高い位置から攻撃を受けてしまうと、エンジンデッキにもろにダメージを受けてしまうので一瞬で撃破されてしまう。

敵車輌に「Object 268 v4」が3輌いたら、以下のように対策を取ろう。

とにもかくにもまずは広がってクロスファイアを狙おう。なるべく動きを止めることに集中して、不利になる位置を取られないよにしよう。体力勝負になると重戦車にはかなわないので、複数の車輌で少しずつ削ろう。

もし正面から戦わなければならない場合は、回り込むために履帯を狙ったり、ダメージを与えたい場合はキューポラを狙ってみよう。

クランウォーズ日記を読んでくれてありがとう。次のクランウォーズでまた会おう!

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