『World of Tanks』の64-bit OSへの移行とシステム要件の更新のお知らせ

プレイヤーの皆さま

『World of Tanks』は、ソフトウェアやハードウェアの性能の向上に合わせて常に進化を続けて参りました。開発チームでは、IT技術の進歩に伴って『World of Tanks』の映像や音声に磨きをかけ、新たなモードやイベントを実装すると同時に、本作を少しでも多くの方にお楽しみいただくため、最新のPC以外にも対応するよう努めております。

しかし、古くなったソフトウェアへのサポートを続けると、時としてゲームのさらなる発展の妨げとなってしまうこともあります。こうした事実を踏まえて、2022年9月に実装予定のアップデートより、32-bit OSへの対応を段階的に終了させていただくことを決定いたしました。これに伴い、メモリ（RAM）の最低要件、推奨環境およびウルトラ品質の要件を更新いたします。32-bit OSを搭載したPCをお使いの場合は、2022年9月以降も引き続き本作をお楽しみいただけますが、安定したパフォーマンスの保証や技術的なサポート依頼への対応は致しかねますので、くれぐれもご注意ください。

デスクトップPCやノートPCの詳細な最低要件も更新する予定となっておりますのでご確認ください。

32 bit OSのサポート終了

32-bit OSは、構造上の制限により1つのアプリケーションに対して2 GB以上のRAMを使用することができません。車輌、マップ、イベント、戦闘モードなど、『World of Tanks』に含まれるコンテンツの量を考えるとすでに不十分な性能で、クライアントの動作の安定性を保障することが難しくなっているほか、RAMの制限が存在すると新たなゲーム・コンテンツを開発する最に選択肢が限られてしまいます。また、グラフィックカードの製造メーカー各社はすでに2年以上前から32-bit OSへの対応を終了しています。

必要メモリの増加

現在のRAMの最低要件は「2 GB」となっていますが、こちらはあくまで32-bit OSの制限を考慮した数値で、『World of Tanks』そのもの、特に「フロントライン」のような一部のモードの実際の最低要件は大幅に高く設定されています。64-bit OSを搭載したPCであれば、その他の最低要件を満たしている限り、RAMのスペックがデスクトップPCの場合は3 GB以上、ノートPCの場合は4 GB以上ならば、今後も引き続き快適に『World of Tanks』をお楽しみいただけます。また、最低要件の引き上げにより、本作の映像や音声のさらなる改善が期待できるようになります。

最低要件の詳細化

新たな要件表では、RAMの最低要件がデスクトップPCとノートPCのどちらをお使いかによって異なっています。さらに、CPUがIntel製かAMD製か、あるいはGPUがNVIDIA製かAMD製かといった、より具体的な構成ごとに必要な要件を記載しております。

お使いのPCで『World of Tanks』を快適にプレイできるかどうかをできるだけ正確に把握していただくには、多少の詳細化もやむを得ないと判断した上での決定となります。32-bit OSから64-bit OSへの移行がどれほど円滑に進んだとしても、プレイヤーの皆さまの中には何らかの不具合に直面される方がいらっしゃる可能性は否定できません。そうしたご不便を少しでも多くの方が回避できるよう、32-bit OSへの対応終了とシステム要件の更新を現時点で告知することとした次第です。要件引き上げの影響を受ける可能性があるプレイヤーの皆さまにおかれましては、それまでに64-bit OSへの移行やより性能の高いRAMの搭載をご検討いただけますと幸いです。

今後も『World of Tanks』を少しでも多くの方に快適にプレイしていただけるよう最善を尽くして参ります。

ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

『World of Tanks』チーム一同