日本の戦車にスポットを当てて、ご紹介をするイラストコラム 「イラストで知る日本戦車」 。第09回は様々な謎に包まれ、現存車両が浜名湖に沈んでいるかも?というエピソードも有名な 「四式中戦車チト」が、もし実戦に投入されていたら…というIfのワンシーンをエアラ戦車先生に描いて頂きました!
四式中戦車チトの開発が始まったのは開戦後の1942年9月であったが、当初から47mm砲と57mm砲(さらに75mm砲まで)それぞれの搭載案があったり、フィリピンなどで鹵獲した連合軍戦車や対戦車砲の影響を受けたとか、いやいや、そんなものは大して参考になっていないとか、諸説紛々でミステリアスな戦車だ。
実際には、独ソ戦の調査の中で対戦車戦闘能力がない戦車には未来がないことから、チト車は開発の意義さえ問われたようだ。しかし五式中戦車と主砲を共用にしつつ、「優秀な中戦車」が生まれることを期待してそのまま開発されたというのが真相らしい。
それでも装甲は前面が75mm,側面最大35mm,後面最大50mmと順当に強化されている。またこれを支える転輪は1個増えて片側7個となり、見た目からしてチヘ車、チヌ車より大幅に強化された車両であるとわかる。
ただし、自身の主砲として予定されていた75mmのボフォース製対空砲であれば、距離1000mからでも正面装甲を貫通できてしまう。
したがってライバルとなるM4シャーマンとの戦いでも結果は変わらないし、これが76mm砲搭載のM4シャーマンであれば1500mからでも貫通できてしまう計算になる。
したがって、チト車については、戦後来日した連合軍調査団が「この戦車が大量配備されていたら、本土上陸作戦はきっと恐ろしいことに……」うんぬんというやりとりがあったとか言われているものの、実際はかなり厳しかったに違いない。
ところでWoTでのチト車は強力な五式戦車砲を搭載して、攻撃力の点ではライバル戦車に拮抗している。
だけどチト車の試作一号車は57mm戦車砲(試製五十七粍戦車砲)を搭載し、砲塔も小型であった。
この戦車砲は砲身が57口径もあったが、肝心の貫通力が低く、あくまで試製にとどまっている。
二号車以降の生産は三菱重工で行われ、最大6台が完成した(2台という説もあり)。
このうち1台は浜名湖に沈められているため、現在、引き上げ計画が進行中とのことだ。
解説文:ウォーゲーミングジャパン ミリタリーアドバイザー 宮永忠将 / Phalanx
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こんにちは、エアラ戦車です。
四式中戦車「チト」を描かせていただくことになりました。好きな車輌なので楽しく描けました。
四式中戦車は浜名湖北の猪鼻湖に沈んでるらしいですね。
いろいろ問題や意見があって引き揚げれないようですが、一個人としては引き揚げて一度見てみたいと思うところです。
チト見たいなぁ・・・
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