変更点

ソ連に新たな Tier X 車輌が登場

今年はこれまでに、ソ連技術ツリーの見直しが話題になっていました。Object 430 が Tier IX に格下げされて 430 U が Tier X 車輌として追加され、Tier IX Object 257 が登場した結果として、Tier X スロットが 2 つ空位となっていました。そして今回、これらのスロットを埋めるべく、2 両の新たなソ連 Tier X 車輌が実装されます:

後部砲塔式の中戦車ライン – K-91: Object 430 Variant II の後続車輌となるこの Tier X K-91 には、シルエットが小さく、射撃精度が高く、弾速が極めて速いという特長があります。ただし、装甲が頼りにならず、単発ダメージも低めとなっています。

重戦車のミニライン – Object 277: T-10 の後続車輌となるこの Object 277 は、攻撃的な性質であり、素晴しい防御力と、良好な分間ダメージ (DPM)、単発ダメージ、貫通力を兼ね備えています。ただし、車長用ハッチと車体下部装甲が脆弱であり、ソ連の他の Tier X 重戦車のように全周が堅牢というわけではありませんので要注意です。

Object 268 v4 と Object 430 II

これはコミュニティにおいて最も話題になっていたトピックのひとつなのですが、ソ連の Tier X 駆逐戦車、Object 268 Version 4 の性能を見直しました。

 

本車の 3 つの要素に調整を加えました:

主砲 中・近距離戦により適するように調整を加えました。

生存性HP を下方修正すると共に装甲にも変更を加え、下位 Tier や貫通力の低い車輌であっても、ある程度のダメージを与えられるようにしました。

機動性良好ではあるものの、中戦車の役割と競合しない程度に抑えるべく調整を加えました。

 

加えて、Object 430 II についても、Tier VIII Object 416 からの正統進化としてより妥当な車輌にすべく、ある程度の変更を加え、Object 416 の高い DPM や良好な機動性といった特徴を引き継ぐ車輌としました。

マップの見直し

「フィヨルド (Fjords)」および「エーレンベルク (Erlenberg)」に関して、一貫性不足を修正し、これらのマップが「楽しくない」という感情に対処すべく、皆さまからのフィードバックや戦闘統計情報を参考に各種の変更を加えました。加えて、「マリノフカ (Malinovka)」および「山岳路 (Mountain Pass)」にもレベルデザインに変更を施しました。

新規プレイヤー向けの体験を改良

アップデート 1.0.2 では、従来の「ブートキャンプ」に加え、「上級訓練」が実装されます。新たなミッション・セットにより、このゲームにおける重要な点に関する理解を深めていくことができるようになっています。

さらに、全てのプレイヤーに対してよりスムーズな体験をお届けすべく、ゲーム内にガイド集を実装しました。貫通や発見観測など、World of Tanks の様々な重要要素を解説する内容となっています。

Tier VI および VIII 車輌のカスタマイズ

最新のアップデートでは、カスタマイズ・システムも改良しました。ペイントを適用した際に車輌がゲーム内でどのように見えるのかを想像するのが難しい、というフィードバックをお寄せ頂いていましたが、新しいガレージでは、ライティング (照明効果) が戦闘中と同様になりましたので、この問題を解決できます。加えて、カスタマイズ・プロセスを円滑化すべく、カスタマイズ・メニューの UI も見直しました。
カスタマイズは、全ての Tier VI、VIII および X 車輌でご利用頂けるようになります。

 

アップデート 1.0.2 をお楽しみ頂ければ幸いです! いつも通り、フォーラムを通じてご意見をお寄せ頂ければ幸いです。

変更リスト

展開

主な変更点

ブートキャンプに大幅な改良が行われ、戦闘 & ガレージミッションが追加されました:

  • これらのミッションは、ブートキャンプを完了した新規プレイヤー(戦闘数 1,000 戦以下で Tier VI 以上の車輌を所有していないプレイヤー)が挑戦できます。これらのミッションにより、プレイヤーはゲームの基本メカニズムを学ぶことができます。
  • プレイヤーは、これらのミッションを達成することで褒賞を手に入れることができます。

ミッションは次のセットを含みます:

  • ブートキャンプ
  • ブリーフィング
  • Road to Glory

すべてのセットを達成すると、プレイヤーは Tier VI 通常車輌と交換可能(その車輌を研究済みでなくても交換可能)なトークンを取得します。

戦闘で活躍するために必要なゲームの基本を学ぶことができる「訓練センター」が追加されました。すべてのトピックスはカテゴリー別に分類されており、画像と短い説明付きのファイル形式で表示されます。
訓練センターは次のセクションを含みます:

  • 新規プレイヤーのために
  • ゲームモード
  • プレイヤーの車輌
  • 車輌タイプ
  • 攻撃の基本
  • 防御の基本
  • その他

「訓練センター」はガレージにおいて「Escape」キーを押すことで表示される設定画面から選択できます。


マップ

マップに関する問題が修正されました。また、次のマップにおいて戦闘が展開されることを意図していない道やエリアが削除されました:

  • ルインベルク
  • 修道院
  • 砂の川
  • ツンドラ

次のマップにバランス変更が行われました:

  • フィヨルド
  • マリノフカ
  • 山岳路
  • エーレンベルク

マップ「クロンダイク」が HD マップに修正され、ゲームに再登場します。このマップはグランドバトル専用で、通常戦モードでのみ使用されます。


車輌カスタマイズ

  • 車輌の塗装を変更する際に、車輌が特別カスタマイズガレージに移動します。
  • Tier VI と Tier VIII 車輌にスタイルとペイントを適用できます。
  • 塗装ウィンドウのインターフェースが改善されました。

その他

ガレージインターフェースに変更が加わり、サウンドが導入されました。

WGC ユーザー向けの WoT 起動スクリプトが改善され、ガレージへ最短でアクセスできるようになりました。

  • ゲームを WGC 経由で起動した際に入力する必要がある情報を削減するため、現行のログイン画面が修正されました。また、プレイヤーのご要望にお応えするため(クラン戦、トーナメントなど)、ゲーム起動時に表示されるサーバー選択オプションがゲーム設定に追加されました。

次の車輌の技術特性が変更されました

次の車輌が追加されました:

  • К-91
  • Object 277

スーパーテスターのテスト用に次の車輌が追加されました:

  • T-34 shielded (ソ連)
  • Sherman VC Firefly (イギリス)
  • 50TP prototyp (ポーランド)
  • T26E3 Eagle 7 (アメリカ)

ソ連車輌の技術特性が変更されました:

Object 430 Version II

  • 100 mm D-54 gun が 100 mm D-54U gun に置き換えられました。
  • Object 430 Version II suspension 搭載時における移動時の着弾分布が 14% 減少しました。
  • Object 430 Version II suspension 搭載時における車体旋回時の着弾分布が 14% 減少しました。
  • Object 430 Version II enhanced 砲塔搭載時における 100 mm D-54U gun の着弾分布が 0.38 から 0.35 m へ変更されました。
  • Object 430 Version II enhanced 砲塔搭載時における 100 mm D-54U gun の装填時間が 8 から 7.5 秒へ変更されました。
  • Object 430 Version II enhanced 砲塔搭載時における 100 mm D-54U gun の照準時間が 2.9 から 2 秒へ変更されました。
  • Object 430 Version II enhanced 砲塔搭載時における 100 mm D-54U gun の砲塔旋回時の着弾分布が 25% に変更されました。
  • Object 430 Version II enhanced 砲塔搭載時における 100 mm D-54U gun の射撃後の着弾分布が 13% 減少しました。
  • 100 mm D-54U gun から発射された UBR-412B shell の貫通力が 219 から 246 mm へ変更されました。.
  • Object 430 Version II enhanced 砲塔の視認範囲が 390 から 400 m へ変更されました。
  • 車体および砲塔の装甲が減少されました。
  • Object 430 Version II 砲塔の耐久値が 1,600 から 1,500 HP へ変更されました。
  • Object 430 Version II reinforced 砲塔搭載時の車輌耐久値が 1,700 から 1,600 HP へ変更されました。

Object 268 Version 4

  • 移動時の着弾分布が 33% 増加しました。
  • 車体旋回時の着弾分布が 33% 増加しました。
  • 車体旋回速度が 23 度/秒から 22 度/秒へ変更されました。
  • 152 mm M-53S gun の砲旋回時の着弾分布が 20% 増加しました。
  • 照準時間が 2 秒から 2.5 秒へ変更されました。
  •  砲旋回速度が 30 度/秒から 28 度/秒へ変更されました。
  • 車体装甲が減少されました。
  • 最高速度が 55 km/h から 50 km/h へ変更されました。
  • 後退速度が 22 km/h から 18 km/h へ変更されました。
  • エンジン出力が 1,500 h.p. から 1,350 h.p へ変更されました。
  • 耐久値が 2,100 から 2,000 HP へ変更されました。

公開テスト #2 の結果を受け、次の車輌の技術特性が変更されました:

Object 277

  • 砲塔旋回速度が 26 度/秒から 27 度/秒へ変更されました。
  • 着弾分布が 0.35 m から 0.38 m へ変更されました。
  • 装填時間が 11.5 秒から 12.5 秒へ変更されました。
  • 照準時間が 2.5 秒から 2.7 秒へ変更されました。
  • 3BM (experimental) AP shell が 3VBK HEAT shell (貫通力: 340 mm) に置き換えられました。
  • 隠蔽率が 20% 向上しました。
  • 弾薬庫と燃料タンクの位置が変更されました。

К-91

  • 耐久値が 1,800 HP から 1,950 HP へ変更されました。
  • 砲塔旋回セクターが 180 度から 220 度へ変更されました(各側面 90 度から 110 度)。

  • エンジン出力が 860 h.p に向上しました。

  • 照準時間が 6.5 秒から 6.3 秒へ変更されました。

  • 100 mm D-46T gun の車体側方俯角が -5 度から -9 度へ変更されました。


その他の修正

  • Pz.Sfl. IVc 駆逐戦車に搭載された 8,8 cm Flak 41 L/74 の優等マーク表示位置に関する不具合を修正しました。
  • マップ「ツンドラ」における見えない障害物を削除しました。
  • Centurion Mk. 5/1 RAAC でのマスターバッジ取得に関する不具合を修正しました。
  • 画面解像度を低く設定している際に迷彩が購入できなくなる不具合を修正しました。
  • 戦闘イベントのテキストと、戦闘通知設定のテキストが同じ方法で表示されるようになりました。
  • Object 705 に改善された迷彩が適用されるようになりました。
  • マップ「マンネルハイム線」と「フィヨルド」において、戦闘が展開されることを想定していないエリアへつづく道と、戦車がはまって動けなくなってしまうエリアを削除しました。
  • マップ上のオブジェクトのクオリティが向上しました。
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