[サンドボックス] 拡張パーツ2.0:サンドボックステストが6月2日スタート

戦車長の皆さん!

『World of Tanks』に拡張パーツが登場してからすでに何年も経ちます。この間にゲーム自体は大きく変化してきましたが、拡張パーツには微調整と細かな変更しか加えられてきませんでした。

そろそろ、この基本機能を見直すときです。この機能をより良いものにアップデートすることで、特に初心者の方にも楽しんでいただけるよう、よりシンプルで使いやすい機能に仕上げたいと思います。6月2日から始まるサンドボックス・サーバー上のオープンテストで、新しくなった拡張パーツ2.0システムを体験できます。参加者にはWoTプレミアムアカウントのプレゼントも用意しています。テストクライアントの事前ダウンロードは日本時間6月1日22:00から可能です。

ぜひテストに参加して、感想をお寄せください!

日本コミュニティの独自アンケートを開始

本テストから得られるデータと皆様のご意見は、今回の調整が適切であるかを判断する上でとても重要です。今回の調整内容がすべて実装されるかどうかは、皆様からのフィードバックとテスト結果を分析した上で、慎重な判断をしたいと考えております。実際にサンドボックステストを体感していただき、フィードバックのご支援をいただければ幸いです。
また本アンケートは、日本コミュニティ独自のフィードバックとして開発チームへ報告致します。ご協力をよろしくお願いいたします。

アンケート収集は終了致しました
ご協力ありがとうございました

拡張パーツ2.0:サンドボックス・テスト

日本時間2020年6月2日23:00から日本時間2020年6月9日23:00

テストに参加する

日本時間2020年5月20日05:59以前に登録を行っているすべてのプレイヤーが参加可能です

今回サンドボックス・サーバーで公開する拡張パーツ2.0システムは、あくまでも動作検証を目的としています。今回体験いただく内容がすべてリリース版に反映されるわけではありません。テスト結果や開発状況によって修正が加えられ、当初とは異なる形でリリースされることもあり得ます。サンドボックス・テストは、現在検討中の仕様や調整内容をプレイヤーの皆さんとシェアし、フィードバックを集めることを目的としています。

サンドボックスは、プレイヤーの皆さんと共同でのゲーム改善を目指して作られたものです。サンドボックス・テスト上で利用可能な機能が、最終的にはゲームに実装されない場合もございます。どうか予めご了承ください。

World of Tanksの拡張パーツ: 現在の状況

具体的な内容に入る前に、拡張パーツ刷新の背景をまとめましょう。多くのプレイヤーの皆さんもお気づきのように、現在のシステムには以下のような問題があります。

  1. 多様性に欠き、選択肢が少ない:ほとんどのプレイヤーが、人気のある一部の拡張パーツしか使用していない。たとえば、装填棒、換気装置、射撃装置、迷彩ネット、レンズ皮膜、双眼鏡、砲垂直安定装置など。それ以外の拡張パーツ(改良型サスペンション、追加グローサーなど)は需要が少なく、ほとんど使われることがない。拡張パーツの選択肢を増やすことで、個々のプレイスタイルに合わせた拡張パーツの使用を可能にすることが望ましい。
  2. 同じタイプの拡張パーツに複数のバージョンが存在する(改良型サスペンションや装填棒など):同タイプの拡張パーツは、すべて同じ戦闘パラメータを向上させるよう作られている上、バージョン間の価格に大きな差がないため、特に初心者をを混乱させる原因となっている。
  3. 車輌タイプにかかわらず、拡張パーツの組み合わせはほぼ一定している:プレイヤーの大部分は、特に人気のある一部の拡張パーツによる基本的な組み合わせしか使用していない。典型的な例が、砲垂直安定装置、換気装置、装填棒の組み合わせ。車輌タイプが異なる場合でも、この組み合わせが大多数である。
  4. 拡張パーツの価格がTierに合わせた設定になっていない:拡張パーツの大部分は、相対的に低Tier車輌にとっては非常に高く、高Tier車輌からすれば手頃な価格に設定されている。そのため、低Tierでは通常、拡張パーツの合計価格が車輌そのもののコストを大幅に上回ってしまう。
  5. 火力を向上させる拡張パーツが多数存在するのに対し、機動性などその他の特性を改善するものが少ない:そのため、軽戦車や中戦車など車輌タイプによっては、最も重要な戦闘パラメータを向上させることができない。

目標

以上の問題は相互関係が深いため、一つひとつを個別に改修することができません。そこで、サンドボックスで刷新された拡張パーツをひとつの大きなコンセプトとしてテストすることにしました。今回の改修の目標は以下のとおりです。

  • 全拡張パーツの選択と使用をシンプルにする。
  • プレイヤーがすでに好んで使用している拡張パーツも含め、選択肢に多様性を持たせる。
  • 低~中Tier車輌用の拡張パーツを購入しやすい価格に変更する。

以上の目標を実現するために現在検討されているのが、以下のアイデアと新たな拡張パーツ・システムです。

利用可能なスロット数の変更

拡張パーツや消耗品などの利用可能スロット数が、車輌Tierに応じて変わります。例えば、Tier I車輌からは拡張パーツ、消耗品、ディレクティブのスロットが完全に削除されます。

Tier II~Tier IV車輌では、Tierが上がるにつれてスロット数が徐々に増えていきます。Tier IV車輌では拡張パーツと消耗品用のスロットがそれぞれ3つずつ使用できるようになり、そしてTier V車輌にはディレクティブ用のスロットが1つ追加されます。Tier V以上の車輌でスロット数増加はありません。

この変更により、初心者の方でも短期間でより簡単に拡張パーツ等の使い方をマスターし、ゲームをより楽しめるようになることを期待しています。

スロットと拡張パーツにカテゴリを導入

新システムでは、拡張パーツがカテゴリ別に分類されます。また、特定のTier以上の車輌では、拡張パーツを搭載する拡張パーツスロットにもカテゴリが割り当てられます。それぞれの拡張パーツは、スロットに割り当てられたカテゴリに関係無く搭載することが可能です。カテゴリは以下の4つです。

  1. 「火力」カテゴリ
  2. 「生存性」カテゴリ
  3. 「機動性」カテゴリ
  4. 「偵察性能」カテゴリ

拡張パーツは効力別にカテゴリに振り分けられ、拡張パーツの分類も容易になります。例えば、装填棒は装填時間を短縮するため、「火力」カテゴリに分類されます。唯一の例外は換気装置で、「火力」「生存性」「偵察性能」の3つのカテゴリが割り当てられます。これは、換気装置が生存性を除く全ての特性を向上させるためです。

どの拡張パーツを搭載すれば良いか分からない初心者を含めた、誰もが適切な拡張パーツを選びやすくなります。これによって拡張パーツとスロットはカテゴリが割り当てられますが、従来通り自由に拡張パーツをスロットに割り当てることができます。車輌パネルには拡張パーツを搭載する専用のセクションが用意されます。そしてもちろん、新システムでも様々な拡張パーツの組み合わせを試していただけます。

今回のテストでは、利用できるスロットとカテゴリの数は、車輌のTier数によって異なります。例えば、Tier VIII~X車輌には二つのスロットにカテゴリが割り当てられています(ひとつは最初のスロット用、もうひとつは2番目のスロット用)。そしてTier VI~VII車輌には最初のスロットにカテゴリがひとつあります。Tier V以下の全車輌のスロットには、カテゴリは割り当てられません。

拡張パーツのカテゴリが、それを搭載するスロットのカテゴリと一致している場合、車輌に追加ボーナスが付与されます。カテゴリが一致しない場合、またはスロットにカテゴリが割り当てられていない場合、拡張パーツにボーナスは付与されません。ただし、特定の戦車と互換性のある拡張パーツは、カテゴリにかかわらず、どのスロットにも搭載できます。どこに搭載するかは、プレイヤー次第です。拡張パーツはスロット間で無制限に移動させることが可能で、費用もかかりません。

改良型・報酬拡張パーツは、スロットにかかわらず固定ボーナスが付与され、4つのカテゴリのいずれにも割り当てられません。加えて、改良型拡張パーツにはこれまで以上のボーナスが付与されます。

改良型拡張パーツのタイプ 現在のボーナス 新たなボーナス
高性能換気装置 7.5% 8.5%
高性能安定装置 25% 27.5%
新型装填装置 12.5% 13.5%
耐摩耗射撃装置 12.5% 13.5%
試作型高視認性レンズ 12.5% 13.5%
予備パーツキット 40% 45%

多くのプレイヤーから人気のあった組み合わせ、「装填棒・砲垂直安定装置・換気装置」のセットアップもこれまで通り搭載できます。しかし新システムでは、拡張パーツが車輌のスロットカテゴリと一致していると効力アップのボーナスが付きます! 新システムでは、個々のプレイスタイルや戦場における車輌の役割に合わせて拡張パーツを変更することができるようになります。

拡張パーツのカテゴリタブを選択すると、拡張パーツの効果と価格の詳細が確認できます。説明欄に表示された最初の数値は、通常の効果を表します。次の数値は、拡張パーツとスロットカテゴリが一致している場合に与えられるボーナス分を反映した効果を表します。
 
火力
 
生存性
 
機動性
 
偵察性能
改良型換気装置
全搭乗員のスキル+5% / +6.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
装填棒
装填時間-10% / -11.5%
価格
クラス2:
300,000
クラス1:
600,000
改良型射撃装置
照準速度+10% / +11.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
砲垂直安定装置
移動中および砲塔旋回中の射撃精度+20% / +23%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
改良型照準器
照準サークル-5% / -9%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
主砲旋回安定装置
砲塔旋回速度(戦闘室が固定式の場合は主砲旋回速度)+20% / +30%
価格
600,000
改良型旋回機構
車体旋回中の命中精度+15% / +25%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
工具箱
修理速度+25% / +35%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
内張り装甲
衝突および爆発に対する装甲保護+50% / +60%
搭乗員保護+50% / +60%
スタン時間-10% / -15%
追加スタン時間-20% / -25%
価格
小:
50,000
中:
200,000
大:
500,000
特大:
750,000
改良型サスペンション
修理時にサスペンションの耐久性を100%修復。
サスペンションの最大積載量+10% / +10%
サスペンションの耐久性+50% / +65%
衝撃によりサスペンションが損傷した際に車体が受けるダメージ-50% / -65%
サスペンションの修理速度+10% / +20%
価格
クラス3:
40,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
湿式弾薬庫
1戦につき1度、弾薬庫の誘爆を防ぐ。
弾薬庫損傷時に追加で要する装填時間-50% / -65%
弾薬庫の耐久性+100% / +150%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
CO2 充填式燃料タンク
1戦につき1度、燃料タンクの火災発生を防ぐ。
燃料タンクの耐久性+100% / +150%
価格
600,000
改良型フィルター
1戦につき1度、エンジンの損傷を防ぐ。
エンジン損傷時の性能低下度-50% / -65%
エンジンの火災発生率-50% / -65%
エンジンの耐久性+100% / +150%
価格
600,000
改良型収納装置
消耗品の再使用が可能になるまでの時間-30 秒 / -50 秒
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
改良型ヘルメット
スタン時間-25% / -40%
スタン時の低減効果-30% / -50%
追加スタン時間-25% / -30%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
改良型装甲材
車輌の耐久力+5% / +10%
価格
600,000
モジュール装甲
モジュールの耐久性+30% / +50%
価格
600,000
改良型換気装置
全搭乗員のスキル+5% / +6.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
追加グローサー
車体旋回速度+5% / +7.5%
速度維持率+5% / +7.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
250,000
クラス1:
500,000
改良型内蔵ギアボックス
次の2タイプの車輌の車体旋回速度を向上させる。
装輪車輌:
+12% / +17.5%
装軌車輌:
+25% /  +40%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
改良型メイン・トランスミッション
次の2タイプの車輌の移動中の方向転換速度を向上させる。
装輪車輌:
+12% / +17.5%
装軌車輌:
+3% /  +4%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
前進用追加トランスミッション
最大速度+5km/h / +6km/h
価格
600,000
後退用追加トランスミッション
後退速度+3km/h / +4km/h
価格
600,000
ターボチャージャー
エンジン出力+10% / +15%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
改良型換気装置
全搭乗員のスキル+5% / +6.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
迷彩ネット
静止時の隠蔽率を向上させる。
+15% /  +17.5%
+5% /  +7.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
100,000
双眼鏡
静止中の視認範囲+25% / +27.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
レンズ皮膜
視認範囲+10% / +11.5%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
消音排気システム
車輌隠蔽率を向上させる。
+6% /  +9%
+2% /  +4%
価格
クラス3:
50,000
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
改良型無線機
敵車輌の発見状態継続時間+2 秒 / +4 秒
価格
600,000
電波妨害装置
自車輌の被発見状態継続時間-2秒 / -4秒
価格
600,000
試作型火薬
射撃による隠蔽率の低下度-10% / -17.5%
価格
クラス2:
200,000
クラス1:
600,000
車長用視認性向上装置
茂みや樹木の陰に隠れた敵車輌の隠蔽率-10% / -20%
価格
600,000
パノラマ型観測窓
移動中の敵車輌の隠蔽率-7.5% / -12.5%
価格
600,000

既存の拡張パーツへの追加ボーナス

既存の拡張パーツの一部には、戦闘で役立つ新たなボーナスが付与されます。詳しく見てみましょう。

アイコン 拡張パーツのタイプ 追加ボーナス

湿式弾薬庫 弾薬庫のHPが0になると、自動的にHPを1だけ回復して誘爆を防ぎます(1戦につき1回)。さらに、これまで以上のボーナスが付与され、弾薬庫が損傷した際の性能低下度も下がります。
CO2充填式燃料タンク 燃料タンクのHPが0になると、自動的にHPを1だけ回復して火災発生を防ぎます(1戦につき1回)。さらに、これまで以上のボーナスが付与されます。
サイクロン・フィルター エンジンのHPが0になると、自動的にHPを1だけ回復してエンジンのダメージを防ぎます(1戦につき1回)。さらに、これまで以上のボーナスが付与され、火災発生率を低下させるほか、エンジン損傷時の性能低下度も低くなります。
改良型サスペンション サスペンションの最大積載量と耐久性を増加させるほか、修理速度を向上させます。さらに、落下時にサスペンションを通じて車体が受けるダメージを軽減します。またサスペンションが大破した場合は、修理で耐久性が最大値まで回復します。
追加グローサー

車体の旋回速度を7.5%高めます(全地盤)。

加速を7.5%高めます(全地盤)。

このボーナスは、Tier II以上の車輌すべてに適用されます。

拡張パーツの新しいタイプ

拡張パーツをより多様なものにするため、既存のタイプで付与されるボーナスに修正を加えつつ、新しいタイプを複数追加する予定です。追加予定の新・拡張パーツのリストの一部は以下のとおりです。サンドボックステストで良好な結果が得られれば、これらの新・拡張パーツを導入する可能性があります。

拡張パーツのタイプ ボーナス 使用できる車輌

改良型照準装置

着弾分布を5%減少させます Tier II以上の全車輌

主砲旋回安定装置

砲塔旋回速度を20%高めます(車輌に砲塔がある場合に限る) Tier VIII以上のすべての軽戦車、中戦車、重戦車

改良型収納装置

消耗品が再使用可能になるまでの時間を30秒間短縮します Tier V以上の全車輌

改良型ヘルメット

スタン時間を25%、スタン時のマイナス効果を30%、2回目のスタン時間を25%減少させます Tier V以上の全車輌

改良型装甲材

車輌HPを5%増加させます Tier VIII以上のすべての駆逐戦車、中戦車、重戦車

モジュール装甲

全モジュール(内部および外部)のHPを30%増加させます Tier VIII以上のすべての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車

改良型旋回機構

車体旋回に伴う照準拡散を15%軽減します Tier V以上のすべての駆逐戦車と自走砲

改良型内蔵ギアボックス

車体静止時の旋回速度を12%高めます Tier V以上のすべての駆逐戦車と重戦車

改良型メイン・トランスミッション

移動中の方向転換速度を12%高めます Tier V以上のすべての軽戦車と中戦車

前進用追加トランスミッション

最大前進速度を5km/h高めます Tier VIII以上の全車輌

後退用追加トランスミッション

最大後退速度を3km/h高めます Tier VIII以上の全車輌

ターボチャージャー

エンジン出力を10%高めます Tier II以上の全車輌

消音排気システム

静止時および移動時の車輌の隠蔽率を高めます Tier II以上のすべての軽戦車、中戦車、重戦車

改良型無線機

発見した敵の観測可能時間を2秒間延長します Tier VIII以上のすべての軽戦車と中戦車

電波妨害装置

プレイヤーの被発見・観測可能時間を2秒間短縮します Tier VIII以上のすべての駆逐戦車と軽戦車

試作型火薬

射撃後の戦車の隠蔽率を10%高めます Tier V以上の全車輌

車長用視認性向上装置

茂みや樹木の陰に隠れた敵車輌の隠蔽率を10%低下させます Tier VIII以上のすべての軽戦車

パノラマ型観測窓

移動中の敵車輌の隠蔽率を7.5%低下させます Tier VIII以上のすべての軽戦車と中戦車

既存の拡張パーツの統一

現在、一部の拡張パーツには多くの派生型が存在するものがあり、最も効果的なものを選びにくくなっています。例えば、改良型サスペンションは21種類あります。これらすべてを、全車輌で使用できる1つの改良型サスペンションに統一し、価格に基づいて3つのクラスに分けます(合計で3種類の改良型サスペンション)。また、装填棒のタイプも統一することを検討しています。

拡張パーツのクラス分け

サンドボックス・サーバーでは、全ての拡張パーツ(下記記載のいくつかの例外を除く)が価格と車輌Tier帯によって、3つのクラスに分類されます。

  1. クラス3の拡張パーツの価格は、最大で50,000です。Tier II~IVの全車輌と、Tier V以上の一部の車輌に搭載可能です。
  2. クラス2の拡張パーツの価格は、最大で300,000です。Tier V~VIIの車輌と、Tier VIII以上の一部の車輌に搭載可能です。
  3. クラス1の拡張パーツの価格は、最大で600,000です。Tier VIII~Xの車輌に搭載可能です。新規拡張パーツは、現在の価格範囲とほぼ同じになります。

迷彩ネットと砲垂直安定装置は例外です。これらには、価格の異なるクラスが2つしかありません。

  • 迷彩ネットの価格は、Tier II~IV車輌では50,000Tier V以上の車輌では100,000です。
  • 砲垂直安定装置のクラス2の価格は200,000で、Tier V~VII車輌に搭載可能です。
  • 砲垂直安定装置のクラス1の価格は600,000で、Tier VIII~X車輌に搭載可能です。

内張り装甲は、クラスのない唯一のタイプの拡張パーツです。4つのバージョンが用意されており、それぞれ適した車輌に使用できます。

  • 内張り装甲(小)Tier VIII~Xの軽戦車と駆逐戦車に搭載可能です。
  • 内張り装甲(中)Tier V~VIIの重戦車と、Tier VIII~Xの中戦車および駆逐戦車に搭載可能です。
  • 内張り装甲(大)重量が75トン未満のTier VIII~X重戦車と駆逐戦車に搭載可能です。
  • 内張り装甲(特大)重量が75トン以上のTier VIII~X重戦車と駆逐戦車に搭載可能です。
拡張パーツのクラスは、購入後変更できません。拡張パーツは購入、売却が可能です。また、10、もしくは解除キットを使用することで、車輌から解除できます。これまで無料で解除できた拡張パーツも、ゴールドもしくは解除キットを使用しないと解除できなくなります。改良型拡張パーツの解除に関するルールに変更はありません。


システム全体を統一に伴い拡張パーツの解除方法も1つのみになり、これまで簡単に取りはずしができた一部の拡張パーツを解除したい場合も費用や解除キットが必要となります。これにより、拡張パーツが特定の車輌の役割に適さないにもかかわらず(例: 重戦車に対する迷彩ネット)、解除が無料で行えるために搭載されるというケースをなくしたいと考えています。プレイヤーの皆さんには、特定の戦車に対するボーナスやメリットを考慮した上で、拡張パーツを選んで頂きたいからです。

さらに、現在使用中の拡張パーツの解除に使用できる解除キットを多数、特別戦闘ミッションをクリアした方に無料でプレゼントすることを検討しています(サンドボックスの戦闘ミッションは試験的なものであり、正式リリース時には各種条件が変更される場合があります)。

車輌タイプと拡張パーツの関連付け

一部の拡張パーツは特定の車輌タイプにしか搭載できなくなります。例えば、迷彩ネットは駆逐戦車と自走砲以外には搭載できなくなります。戦闘における車輌の役割と拡張パーツの役割を見合ったものにするためです。

軽戦車は隠蔽性の高いモジュールを装備できますが、だからと言って、必ずしもで特定の位置に留まって、受動的偵察に徹する必要はありません。個々のプレイスタイルにあった特定の隠蔽率ボーナスを選択することができるようにすることが目的です。例えば、移動時や射撃時に隠蔽率がアップするようなボーナスを選択することもできます。

このように、特定の拡張パーツと車輌タイプを関連付けることで、戦場での車輌の役割に合わせたモジュールの選択が可能になり、戦闘パフォーマンスを向上させることができるようになると考えています。

以下は、追加を予定している拡張パーツと、それらに関連付けられた車輌タイプのリストです。

拡張パーツ 使用できる車輌
双眼鏡 Tier II以上のすべての駆逐戦車
レンズ皮膜 Tier II以上のすべての軽戦車、中戦車、重戦車
迷彩ネット Tier II以上のすべての駆逐戦車と自走砲
湿式弾薬庫 Tier V以上のすべての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車
CO2充填式燃料タンク Tier VIII以上のすべての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車
サイクロン・フィルター Tier VIII以上のすべての駆逐戦車、軽戦車、中戦車、重戦車
追加グローサー Tier II以上の全車輌

変更時のルール

これらの変更が正式リリースされた場合は、以下のルールにのっとって、全車輌の拡張パーツが新システムに変換されます。

  • これまでの拡張パーツは、刷新されたシステムの特性と照らし合わせた上で、新しい拡張パーツに交換されます例えば、中口径戦車砲用装填棒はクラス2の装填棒となり、これまで互換性のあったTier V~VII車輌およびTier VIII~X戦車に搭載可能になります。大口径戦車砲用装填棒は、クラス1の装填棒となり、Tier VIII~X戦車に搭載できるようになります。
  • 車輌にすでに搭載済みの拡張パーツについては、車輌Tier制限は考慮されません。例えば、価格が500,000のレンズ皮膜がTier II車輌に搭載されている場合、これらの変更が実際に導入される際にTier VIII~X車輌用のクラス1のレンズ皮膜と置き換えられます。このレンズ被膜はそのTier II車輌に引き続き搭載されます。また搭載したままの状態で自由に参戦できます。この拡張パーツを解除した場合は、同じクラスの拡張パーツを使用する車輌であれば再度搭載できます。しかし、異なるクラスの拡張パーツを使用する他の車輌には搭載できません。
  • 搭載されている拡張パーツが、新システムではその車輌で使用できなくなる場合(例えば車輌タイプが異なるため)、その拡張パーツは自動的に倉庫に移され、変換されます。
  • 新システムにおいて拡張パーツを同じ車輌の別のスロットに移すことは解除とはみなされません。したがって、同じ車輌の別のスロットに移し替える際はゴールド、ボンズ、解除キットは必要になりません。
  • 車輌に搭載されている改良型拡張パーツはすべて自動的に倉庫に移されます。
  • 拡張パーツの価格が高くなるケースも一部あります。今回の変更では、拡張パーツの新規購入を検討している方にも、すでに保有している拡張パーツの売却を視野に入れている方にも、できる限り公平な価格設定にしたいと思っています。そこで、幅広い層のプレイヤーにとって購入しやすい価格を維持します。
  • 新システムで拡張パーツのスロットが少なくなる車輌については、サンドボックス・サーバー上では、削除されたスロットの拡張パーツがすべて倉庫へ移されます。
  • 新機能のリリース後、プレイヤーの皆さん一人ひとりに複数の解除キットを無料で配布します。また、期間限定の特別デイリーミッションをクリアすることで、解除キットをさらに獲得できます。

低Tier車輌について

ゲームを始めたばかりの方がゲームをより楽しめるよう、拡張パーツのコストを低Tier車輌のコストに見合うように設定します。拡張パーツを購入しやすくすることで、まだゲームに慣れていない方が拡張パーツのシステムをより早くマスターできるようにすることが目的です。サンドボックス・サーバーでは登場しませんが、以下のようなTier I~IV車輌の変更も多数検討中です。

  • Tier Iには拡張パーツ、消耗品、ディレクティブはありませんが、モジュールと搭乗員がダメージを受けなくなります。履帯のみダメージを受けますが、比較的早く修復します。
  • Tier IIには拡張パーツおよび消耗品用のスロットが1つ用意されていますが、ディレクティブは使用できません。またTier Iと同様に搭乗員の負傷はありません。火災により僅かにダメージを受けることがあるほか、モジュールが損傷する場合があります。
  • Tier IIIには拡張パーツおよび消耗品用のスロットが2つ用意されていますが、ディレクティブは使用できません。Tier IIと同様に火災で僅かにダメージを受けます。モジュールの損傷や、搭乗員の負傷もありえます。
  • Tier IVからはディレクティブ用スロットが削除されますが、全体として大きな変更はありません。
  • Tier V以上は、モジュール/搭乗員のダメージ、火災ダメージ、ディレクティブに関する変更はありません。

UIの改善

車輌パネルUIをアップデートして、より使いやすくするほか、上記の変更が反映されます。

例えば、刷新後の車輌パネルには、モジュールがありません。研究直後に車輌モジュールを変更するプレイヤーが多いため、技術ツリーの専用のウィンドウからモジュールを直接購入できるようにします。車輌の主砲を変更する場合を除けば、変更前のモジュールを再度使用することはほとんどありませんので、このシステムの方が便利になると考えています。

「修理・補給」ボタンのかわりに、「修理」ボタンが追加されます。車輌の修理は手動で行うか、または専用の自動修理ウィンドウのチェックボックスにチェックを入れることで、各戦闘後に自動で実行されるようになります。

弾薬と消耗品の補給も、シンプルで文字が大きく見やすい新しいウィンドウから実行できるようになります。このウィンドウにはお役立ち情報も表示されます(弾速など)。拡張パーツとディレクティブの選択ウィンドウにも大幅な変更が加えられ、わかりやすく便利なものになります。

テスト参加報酬

今回のサンドボックス・テストは非常に重要です。より多くの皆さんからのフィードバックが必要です。そこでテストに参加して下さるプレイヤーの皆さんには、感謝の印として報酬を用意しました。

拡張パーツ2.0のサンドボックステスト期間中は、WoTプレミアムアカウントを獲得可能なランダム戦用の特別ミッションが利用可能になります。報酬を受け取るには、以下のミッション条件を達成する必要があります。

  • ミッション1
  • 一歩一歩が勝利である パート1
  • 一歩一歩が勝利である パート2
  • 一歩一歩が勝利である パート3
ミッション1

目標

  • ログインする

条件

  • 各アカウント1回のみ達成可能

サンドボックス・サーバーでの報酬

    • 10,000
  • 解除キット×5
一歩一歩が勝利である パート1

目標

  • 5戦プレイする
  • 取得EXPでチーム内TOP10にランクインする

条件

  • 各アカウント1回のみ達成可能

サンドボックス・サーバーでの報酬

  • 5,000
  • 解除キット×2
一歩一歩が勝利である パート2

目標

  • 15戦プレイする
  • 取得EXPでチーム内TOP10にランクインする

条件

  • 各アカウント1回のみ達成可能

サンドボックス・サーバーでの報酬

  • 5,000
  • 解除キット×3

サンドボックス・サーバーが終了した後の、現行サーバーへの報酬

  • WoTプレミアムアカウント1日分
一歩一歩が勝利である パート3

目標

  • 30戦プレイする
  • 取得EXPでチーム内TOP10にランクインする

条件

  • 各アカウント1回のみ達成可能

サンドボックス・サーバーでの報酬

  • 5,000

サンドボックス・サーバーが終了した後の、現行サーバーへの報酬

  • WoTプレミアムアカウント3日間

ミッション達成の報酬は、サンドボックス・テスト終了後14日以内にプレイヤーのメインアカウントに付与されます。

拡張パーツ2.0の実装は、テスト結果および開発状況によって決定します。現在検討中の変更に対する皆さんの感想を、ぜひ日本コミュニティの独自アンケートからシェアしてください。また、6月8日以降にゲーム内クライアントを通じて別途アンケートをお送り致しますので、そちらへのご協力もよろしくお願いします。

拡張パーツ2.0のサンドボックステストに参加して、ぜひ感想をお寄せください!沢山の方のご参加をお待ちしています!

テストに参加する

テストクライアントの事前ダウンロードは日本時間6月1日22:00から可能です。

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