戦車長！
WoTでは近年、様々な変化やアップデートが加えられてきた。アップデート1.21では「実績」画面も変更の対象となり、さらなる改善が体験できるはずだ。
刷新された「実績」タブでは、通算成績や統計データの見やすさが一段と増しているだけでなく、トップに表示して他の戦車兵に見せつける勲章を自由にカスタマイズできるようになった。
今回のアップデートではプレイヤーの現在のレーティングをすぐに確認できるようインターフェースのデザインを変更した。また、中央に表示されているレーティングが「パーソナルレーティング」から「World of Tanks Rating（WTR）」に変更される。
今後はパーソナルレーティングがWTRに置き換えられ、今までとは違う数値が表示されるというわけだ。
WTRは車輌毎にレーティングの算出に用いる基準やその比重が異なり、まず個々の車輌を操る実力を相対的に数値化したうえで、プレイヤーの総合的な実力を算出する。この「WTR」をベースにして以下のカテゴリーが導入される。
それぞれのカテゴリーにさらに3段階のレベルが用意され、全プレイヤーが「WTR」に応じて合計15段階のレベルのいずれかに振り分けられる。レベルが上がると画面中央に表示される勲章の色やデザインが変わるため、視覚的に大まかな実力やサーバー内での位置を把握できるようになる。
WTRは各プレイヤーの車輌毎のレーティングを算出することによってより正確にプレイヤーの実力を表す。
特定の車輌のレーティングを計算する際、以下の指標を考慮する必要がある。
WTRを算出する際、考慮する指標は車輌、車輌タイプ、ロールによって異なるが、どの車輌にも最低2つから4つの指標が使われる。例えば「Maus」の場合、上記全ての指標が考慮されるが、「Manticore」と「Progetto M40 mod.65」の場合、3つの指標（撃破した車輌数、与えたダメージ&アシストダメージ、生存率）のみが考慮される。
考慮する指標の数に違いは出るものの、対象となる指標の比重は均一となる。つまり、各指標の数値が評価に影響を与えることになる。
WoTを初めたばかりのプレイヤーは、ランダムバトルに最低50戦参加しないとWTRは表示されない。
上記の式について補足を加えると、パーソナルWTRを求めるには以下の計算を行う。
言い換えると、レーティングが高い車輌が多ければ多いほど、全体のレーティングも高くなる。色々な車輌を運用できるプレイヤーの方が、限られた車輌を運用できるプレイヤーよりも高い評価を受けることになる。
* 全車輌のロール/タイプは1とする。
WTRのより詳しい情報についてはこちらをチェックしてくれ。
戦闘で活躍すればするほどWTRは上昇していく。WTRの集計方法や戦績の上げ方については以下の動画を参照すると良いだろう。
戦車長としての成果を把握するには、戦闘の全体的なパフォーマンスの詳細な統計が必要だ。そこで「実績」タブの概要に、戦闘での貢献度を示すパラメーターを表示するように変更した。
画面左側には総戦闘数、平均/最大ダメージ、平均/最大取得EXP、勝率といった画面右側には新たに以下の項目が追加される。ほかにも際立つパラメーターを画面右側に追加した。新たに追加されたパラメーターは以下の通りだ。
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阻んだダメージとアシストダメージは、これまでTier VIII以上の車輌に対してのみ集計されていたため、アップデート適用後はゼロから集計されていく。
阻ダメージとアシストダメージは重戦車、軽戦車それぞれにとって重要な指標の一つと言える。平均値や最高値を通じて、そのタイプの車輌に対するパフォーマンスを明確に知ることができるようになるだろう。
また、新たな「実績」タブでは表示する勲章を簡単に変更することができる。タブを選んでお気に入りの勲章を選択しよう。特に、獲得難易度の高い勲章を見せつければ、他のプレイヤーの羨望の的になること間違いないだろう。
勲章の変更機能を利用するには、8個以上の勲章を獲得する必要がある。
改善された「実績」タブは戦場でのゲームプレイに直接的な影響はないが、戦車長の実力をより分かりやすく把握するために役立つはずだ。他のプレイヤーに勲章を見せつけて競争心を焚きつけるのも良いだろう。今後も諸君の健闘を祈っているぞ！