戦車長の諸君！
7月21日から7月31日にかけて「バトルパス・シーズンXI」に期間限定の追加チャプター『ジュブルの歌』が登場するぞ。最終ステージの「ベース報酬」にはポーランドTier VIIIプレミアム重戦車
VIII
56TP
が用意されている。つまり、期間内に完走できれば無料で新車輌を入手できてしまうわけだ。
報酬
追加チャプターには、中核をなす3つのチャプターと同じく、「ベース報酬」と「リッチ報酬」の2種類のルートが用意されている。デフォルトでアンロックされている前者には、メイン報酬にあたる新車輌「56TP」のほかにも、パーソナルリザーブ、WoTプレミアムアカウント、大量のボンズ、拡張パーツ「報酬装甲材」など、嬉しいアイテムの数々が含まれる。ゴールドかフリーEXPで「改良パス」を購入すれば「リッチ報酬」のルートがアンロックされ、さらなる報酬が手に入るようになるのは言うまでもない。こちらのルートには、限定スタイル「ジュブルの歌」に加えて、WoTプレミアムアカウント15日間、パーソナルリザーブ、フリーEXP、搭乗員教本、拡張パーツなどのアイテムが用意されている。全容は以下の画像で確認してほしい。
新車輌「56TP」
気になる新車輌「56TP」は、「ジュブル」と呼ぶに相応しい力強さを秘めたポーランドTier VIIIプレミアム重戦車だ。巨牛に似た頑丈な砲塔と十分な機動性を兼ね備え、バランスの良い仕上がりになっている。主砲の扱いやすさも見逃せない。照準が広がりにくいのみならず、貫通力はバイソンの鋭いツノを彷彿とさせ、さらに俯角も−9°と広いため、とりわけ砲塔の硬さが生きる稜線では抜群の力を発揮する。その一方で、車体の公称装甲厚が最大でも80 mmしかない点に注意が必要だ。
さらにもうひとつ、車体が前後に長く、巨大な点も忘れてはならない。慣れてしまえば特に苦にはならないものの、乗り始めて間もないうちは、遮蔽物からはみ出てしまったり、意図せずして味方をブロックしてしまうこともあるかもしれない。味方の射線から逃れようとする敵車輌をブロックする際に活用できるようになれば、熟練の「ジュブル」乗りといって良いだろう。
練達の戦車兵ならば恐らくはすでにお気づきのように、「56TP」は重戦車にしては車輌HPがそこまで豊富ではなく、何より装填時間が極めて長いため、車体装甲の薄さも相まって、自ら先陣を切って積極果敢に敵戦線の突破を図るのには向いていない。活躍するには味方の援護射撃を背に近距離から中距離で進軍してくる敵を迎え撃つのが大切だ。この意味でも、高い知能を持ち、圧倒的な力を備えながらも、基本は群れで行動し、自らが危険にさらされた場合や仲間の報復行動に出る際にしか攻撃をしようとしない「ジュブル」によく似ていると言えるだろう。