待望のパーソナルミッションの第 2 キャンペーンが登場します。その名も「第 2 戦線 (The Second Front)」です。このキャンペーンは、最初のキャンペーンと同様の原則をベースとしていますが、皆さまに全く新たな挑戦をもたらすものですので、ぜひ第 2 戦線における激戦に挑戦してください。この戦線で成功を収める毎に、さらなる褒賞がもたらされます。
新たなキャンペーンにおいてもスキルが重要です。このキャンペーンには、条件のセットが異なる 3 つのオペレーションが用意されます:
この要素への大きな変更として、パーソナルミッションにおいて車輌タイプによる制限が廃止されます。その代わりに、国家がグループ分けされ、グループに応じて利用できるミッションが異なる、という形になります。
第 2 戦線には、素晴しい戦利品が用意されています。これらのミッション限定で入手可能な 3 種類の新車輌が登場予定であり、それぞれに興味深い特徴を備えています:
その異形の車体から「バグ」と総称されるイギリスの計画で開発された車輌のひとつです。
V 号戦車パンター (PzKpfw V Panther) のイギリス版を開発しようと試みた結果として生まれた車輌です。
設計技師であるトロヤノフが 1948 年に提案した、履帯を 4 本備えた戦車の計画案であり、後に Object 279 として進化しました。
褒賞はこれらの車輌だけではなく、女性搭乗員を含む各種のアイテムも入手できます。
最後に、ミッションの進行状況を戦闘中に確認できるようになります。これは現段階においては、第 2 戦線で追加される新ミッションのみが対象ですが、パーソナルミッションの第 1 キャンペーンに対しても類似の機能を実装することを検討中です。
皆さんもご存じの通り、ミンスクは Wargaming の中枢に近い都市です。何と言っても、この会社はこのベラルーシの首都で設立されたのです。この都市のマップは、1970 年代の都市の中心部を再現しています。ミンスクを訪れたことがある人であれば、ゲームプレイを考慮して調整されている部分があることに気付くかも知れませんが、各種のランドマークにはすぐに気付いて頂けることでしょう。訪れたことがない方は、仮想世界に再現されたこの都市の景観を楽しみ、過去の雰囲気に浸りましょう!
注意: マップ「ミンスク」は最適化の最終段階であるため、公開テスト中のパフォーマンスに問題が生じる可能性があります。
このマップは、特定の歴史的な場所に基づくものではありませんが、ポーランドのストゥジャンキ付近で行われた大規模な戦闘に着想を得ており、開けた場所と接近戦用の場所が組み合わさっています。このマップには、多数の植物が茂る広い原野と小さな村があり、村の中心部には高い教会があります。マップの中心部には小さな煉瓦工場があり、戦闘において重要となるはずです。
ゲームプレイのバランス調整のため、航空母艦や曲がりくねった道を含む多数の地点を手直ししました。このマップの凍てつく気候の中で、よりバランスの良い戦闘をお楽しみ頂けるようになるはずです。
北側から出撃するチームのための各拠点を強化しました。多くの地点が岩石の追加によって補強されており、地形の調整によってより多くのチャンスが生まれるようになっています。
このマップは、北側から出撃するチームの方が有利である傾向が強すぎたため、バランス調整が必要でした。具体的な問題点としては、北側チームが西方面からより容易かつ迅速に大きな島へとアクセス可能だった点が、大きなアドバンテージになっていた模様でした。ヒートマップの分析と戦闘中の観察を踏まえて、全体として南側チームを従来よりも有利にすべく調整しました。
このマップは、戦闘 Tier を引き下げ、Tier IV-VII 用にしました。加えて、南側チームを支援すべく若干の改修を施してあります。その大半は、各所に敵弾から逃れる上で役立つシェルターを追加したことです。
このマップは、HD 化され、サイズが 800 x 800 m から 1,000 x 1,000 m に拡大されました。全ての車輌タイプにおいてゲーム体験を改良すべく、マップ全体に数多くの改修を加えてあります。特に東側は、完全に作り直しました。
アップデート 1.1 のリリース直前に、各マップへの変更点や新マップのプレイ方法を詳細に解説する記事を公開予定ですので、どうぞお楽しみに。
新たにポーランド風マップが実装されようとしている今は、ポーランド戦車を実装するには最高のタイミングであると言えるでしょう。新たに World of Tanks に加わる 10 種類のポーランド戦車をどうぞ歓迎してください。
私たちは、World of Tanks においてポーランド人コミュニティの規模が大きいことと、この国が両大戦における重要な存在であり、東西を繋ぐゲートウェイとしての役割を担ってきたことを考慮し、ポーランドを実装することを決定しました。
ポーランド技術ツリーは、軽戦車で始まり、中戦車を経て重戦車に至る、という構成になっています。ぜひポーランド戦車をお試しください!
この 2018 年には、World of Tanks に 2 つの新国家が加わります。そのひとつが現在公開テスト中のイタリアであり、次のアップデートで実装予定です。このイタリアについてはもうご存じのはずですので、今回は、中央ヨーロッパからやって来るまた別の新国家にスポットライトを当てます。
それでは、暫定的なラインナップや、ポーランドで設計されたものとしては初めてのプレミアム車輌を含め、ポーランドの戦車やその特徴の概要をご紹介しましょう。
ポーランド車輌を歓迎してください!
ポーランド技術ツリーには、様々な車輌タイプの車輌が合計 10 両含まれます。まずは軽戦車で始まり、次いで中戦車、最後に重戦車となります。
何故ポーランドなのでしょうか? まずはこの国の歴史的な役割を再確認する必要があります。ポーランドは、2 回に渡る世界大戦における中心地でした。そして私たちは、戦禍の中でポーランドの人々が示した勇気、武勇、貢献を無視することはできません。次に、ポーランドのコミュニティは、このゲームの中でも最大規模のもののひとつですので、私たちはポーランドの献身的で情熱的な戦車長の皆さまに敬意を示したいのです。
World of Tanks には、既にポーランドにおける戦車の歴史の一部が組み込まれています。1944 年のワルシャワ蜂起においては、ドイツ軍のパンター G 型 (Panther Ausf. G) が 1 両、ポーランド軍によって鹵獲されました。この戦車にはプーデル (Pudel、ポーランド語でプードルという意味) という愛称が与えられ、特別なマーキングが施されて市街戦で活躍しました。そしてこの戦車は、2017 年 8 月に Tier VI 中戦車として World of Tanks に実装済みです。
ポーランドは自国製戦車の開発にはあまり力を入れていなかったため、この国では主として外国製の戦車が用いられていました。一次大戦のすぐ後にポーランド軍に初めて配備された戦車は、コンパクトで極めて効果的なフランス製のルノー FT (Renault FT) でした。後にはイギリス製の戦車も加わり、ポーランド国内で設計された各種の戦車は、ドイツ、ソ連、アメリカで成功を収めた設計に強い影響を受けたものとなっていました。つまり、ポーランドで「独自」開発された戦車の大半は、近隣諸国の戦車に極めて類似しているか、場合によってはほぼ完全なコピーだったのです。ですが、そういった戦車を実装した場合には、技術ツリー全体のアイデンティティや特徴を奪うことになってしまいます。そこで私たちは一歩先に進むことを決断し、歴史研究チームに 20 世紀中盤の資料を研究させ、ポーランドにおける独自性の高い異例の設計を掘り起こすことを試みたのです。その際には、量産に至らなかった試作車輌や、学生による研究なども含め、ポーランドで独自開発された実際の計画を研究するようにしました。
イタリアと同様、ポーランドもまた諸外国に追い付くことを目指していました。この国家における戦車製造の歴史は、3 段階に分けることができます。すなわち、まずは様々な試作車輌を開発していた戦前の段階、次いで、実際の戦訓を反映して独自のアイデアを模索し始めた実験的な段階、そして、戦車製造の主要各国で開発された成功作の設計を大きく採り入れた戦後の段階です。
ポーランド技術ツリーにおいては、これら 3 つの段階はとても明確に分かれており、車輌タイプの違いが段階の違いに完全に対応しています:
プレミアム車輌—1950 年代前半の試作車輌である Project 51 が先行実装されます。本車は伝統的な形状の Tier VIII 重戦車であり、良好な前面装甲 (砲塔および車体正面装甲には助けられることでしょう) を備え、440 HP という素晴しい単発火力を誇り、-8 度という良好な砲俯角により起伏の多い地形において効果的に戦うことができます。主として中・近距離戦を得意としており、敵の防衛網を厳然と引き裂くことが可能です。そして、本車は個性的な車輌ですので、きっとこのゲームにとって素晴しい追加車輌になるはずです。
以上が、World of Tanks に今年新たに加わる 2 つ目の国家に関する情報の第 1 弾でした。現段階ではまだ公開できる情報は限定的ですが、個性的な戦闘体験が楽しめる異例の車輌を含む国家になることは間違いありませんので、どうかご期待ください。
今後もポーランド車輌のデザインと調整を進めつつ、新しい情報をお届けしていきますのでお楽しみに!
2009 年に World of Tanks の α テストが開始されて以降、11 種類の国家が加わり、それぞれの国家ツリーには史実において実戦で活躍した車輌が 2 種類以上含まれています。
今度は、ポーランドを実装すべくフルスケールの技術ツリーと共に同国製の車輌の研究を開始しましたが、問題に直面しました。スターとなるべき車輌が存在しなかったのです。ドイツならティーガー (Tiger)、イギリスならコンカラー (Conqueror)、アメリカならパーシング (Pershing) が有名ですが、ポーランドの場合、広く知られている同国製車輌が全く存在していませんでした。
このような事情があったため、方針を転換することにしました。ソ連製戦車のコピーを改めて導入することなら可能だったのですが、そうしたところで、ゲームプレイの多様化には全く繋がりません。そこで、資料を調査し、最もエキサイティングな工業的研究に対して命を吹き込むことにしたのです。私たちは、ポーランドにおける戦車設計の本質を定義するような、固有の特質、長所、短所を持つ実在の車輌のグループを見出すことを試みました。
なお、下記の各値は最終的なものではないため、例えば主砲の単発ダメージの表記は、300 – 320 HP のような形で幅を持たせてあります。今現在開発を行っているポーランドツリーは「最初期のテストをこれから開始しようとしている」という段階であり、テストを通じて全てのスペックを繰り返し見直していくことになります。 従ってこれらの値は、ポーランド車輌の特徴に関する全体的な印象を示すための暫定値に過ぎない、という点をご了承ください。
ポーランドの初期車輌は、1930 – 1940 年代にかけての主要な戦車製造国の車輌に多大な影響を受けていますので、その特徴を見ると、他の国家の車輌にとても似ているように思えます。すなわち、高速・高機動ながら装甲が薄いのです。しかし、低 Tier 車輌の特徴は国家によって異なっており、ポーランドの場合、他国の同 Tier 車輌に比べ、単発ダメージが若干高めとなります。
Tier I の 4TP は、有名なヴィッカース・カーデン・ロイド (Vickers Carden Loyd) 豆戦車をベースとした車輌です。これは、4 トン強の重量に 95 馬力のエンジンを搭載した小型の「トラクター」であり、55 km/h という最大速度を誇る真のスプリンターです。
Tier II 7TP 軽戦車にも、イギリスの影響が続いており、ヴィッカース Mk. E の改良型となっています。この 7TP は、その「弟」とは異なって量産に至っており、150 輌弱が生産されています。
Tier III および IV には、2 種類の類似モデルが組み込まれています。巡航戦車の試作型である 10TP は、有名なクリスティー式サスペンションを採用している点が特徴です。しかしその開発は、二次大戦の開戦に伴い、兄弟である 14TP と併せて中止されました。
中 Tier は、大型で堅牢な高 Tier への移行期であるため、ゲームプレイが極めて多様であり、戦闘での役割やふるまいに大きな変化が生じます。軽戦車と中戦車のハイブリッドから始まり、次いで「ビッグボーイ」のように行動したがる中戦車、最終的には純粋な重戦車へと進化します。
Tier V KSUST I は、1937 年に開始された入札プロセスにおいて開発されたコンセプト案です。ポーランドのコミュニティにおいては “20/25TP” が待ち望まれていましたので、来たるラインにこれを実装できることを嬉しく思います。そのスペックに関しては、低 Tier で始まったトレンドが進化しており、単発ダメージ 140 HP を誇る 75 mm 砲を搭載しています。Tier V 中戦車の平均単発ダメージは 115 HP ですので、これは素晴しい値であると言えるでしょう。
Tier VI および VII では、エドヴァルド・ハビフによるコンセプトが実現されます。才能溢れるポーランドのエンジニアだった彼は、ドイツとソ連における同時期の設計からのアイデアを組み合わせました。そして「東側」からの影響の結果として傾斜装甲板が採用されており、「西側」風のアプローチの結果として、コンパクトな砲塔で高火力を実現しています。そして後者は、両モデルにとって最大の特徴となるものであり、Tier VI の単発ダメージは、220 – 250 HP という大きな値になる見込みです。
ただし、ハビフが開発したコンセプト案は 1 種類のみであったため、Tier VII に組み込むべきソリューションがありませんでした。そこで私たちは一歩先に進み、このアイデアの発展型として考え得る車輌をモデル化しました。歴史的にポーランド車輌には、より大きく重くなっていく傾向がありましたので、Tier VII には、「ハビフ戦車 Mk. II (Habich’s Tank Mk. II)」はこのような車輌になったかも知れない、という私たちのヴィジョンを表わすべく、より大型で強力なバージョンを加えます。重戦車である本車には、単発ダメージ 300 – 320 HP の 105 mm 砲が搭載されますが、重戦車としては装甲が薄いので、慎重な運用が求められます。
以前の記事 で言及した通り、戦後のポーランド戦車は、ソ連製の車輌とその派生型のみでした。しかし私たちとしては、既存車輌の単なる焼き直しを加えるつもりはなく、高 Tier には異例の車輌を加える、ということを目標としました。そして資料の研究を急いだ結果、当時の学生達による 3 種類の研究プロジェクトを発掘することができました。これらの生産が実現していれば、ポーランド車輌に新たな視点が生まれていたはずです。
ただ、私たちが発見したノートには、これらのコンセプトのタイトルが明記されていませんでした。そこで私たちはちょっとした創造性を発揮し、各車輌にそれぞれの論文の著者名を付与することにしました。
Tier VIII Czołg Markowskiego (マルコスケゴ戦車) は、比較的大重量の車輌であり、その最大速度は 25 km/h に過ぎません。この車輌モデル用としては、伝統的な 105 mm 砲や 122 mm 砲から、かつてない 120 mm 榴弾砲まで、多様な主砲をテストしていく予定です。装甲に関しては、比較的脆弱な車体に強固な砲塔を搭載することになる見込みであり、これによってプレイスタイルが決まるはずです。
Tier IX Czołg Tyszkiewicza (トゥシュケヴィチュ戦車) は、490 – 560 HP という単発ダメージを誇ります。素晴しい破壊力、全体として素晴しい装甲、低い速力、というのが、本車の主要な特徴となります。
そしてポーランド技術ツリーの Tier X に君臨するのが、Czołg Lewandoskiego (レヴァンドスケゴ戦車) であり、ポーランドで提案された究極コンセプトを具現化したものとなります。そのサイズと外観は、ソ連の Tier X 車輌に近いものとなります。現段階では、130 mm 砲と 152 mm 砲を用意しており、後者が好まれる傾向があります。その単発ダメージは 750 HP を誇りますが、貫通力は 250 mm 程度です。そのゲームプレイは、IS-4 と E-100 の中間的なものになる見込みです。本車は、これらの 2 輌と同様に機動性が低く、ドイツ車輌の耐久性と火力、ならびにソ連車輌の形状とサイズを兼ね備えており、その結果として、敵の防衛網を徹底的に破壊することが可能な、重装甲で低速のダメージディーラーとなります。しかし本車の最大の特徴は、-8 度に達する俯角であり、これはゲームプレイの多様性に大きなインパクトをもたらすことでしょう。
テストの進行に伴い、車輌のスペック、特質、さらには車輌名にも変更が加わる可能性があります。しかし戦場における主要なミッションについては変更されることがなく、中 Tier 以降においては、装甲または機動性における欠点を、素晴しい単発火力と比較的良好な装填速度で補いながら戦う、という形となります。続報をお楽しみに。
私たちは今年、2 つの国家を実装することをお約束しました。そしてまずはイタリアを実装し、今度はポーランドの番です。この国家の技術ツリーは、まず軽戦車で始まり、中 Tier で中戦車を経た後、高 Tier では重戦車となります。
ポーランドは、次に追加する国家として合理的な選択肢でした。その理由は何故でしょうか? それは、この国家が、両大戦を通じて東西を繋ぐゲートウェイだったからであり、私たちはこれらの戦争中におけるポーランドの人々の勇気と貢献を称えたいと考えているのです。加えて、何といっても、ポーランドのコミュニティはこのゲームの中でも最大規模のもののひとつであり、彼らの情熱と献身に敬意を示すためでもあります。
では、ご紹介しましょう!
初期のポーランド車輌は、1930 年代および 1940 年代に主要な戦車製造国が製造した車輌の影響を強く受けています。従ってポーランドの低 Tier 車輌は、高速・高機動で軽装甲という、他の国家と同様の特徴を有していますが、単発火力がやや高い点が、他の国家との違いとなっています。
有名なヴィッカース・カーデン・ロイド (Vickers Carden Loyd) 豆戦車をベースとした車輌であり、僅か 4 トンの重量に 85 馬力のエンジンを搭載しています。小型の「トラクター」と呼んでも良いかも知れませんね。
Tier II にもイギリスの影響が続いており、ヴィッカース Mk. E (Vickers Mk. E) の改良型となっています。本車は、その「弟」とは異なって量産に至っており、150 両弱が生産されています。
Tier III および IV の車輌は類似性が高く、いわば軽戦車の兄弟です。10TP は試作され、1938 年から 1939 年にかけて実施されたテストでは良好な成績を示したものの、二次大戦の勃発に伴い開発が中止され、試作車輌は破壊されました。
14TP にも類似の物語 (と運命) が待っており、1939 年の初期に適切なエンジンを確保できなかったために開発が遅れ、その年の 9 月にドイツによる侵攻を受けたため、完成には至りませんでした。
中 Tier は、高 Tier 重戦車に向けての移行期であるため、ゲームプレイが極めて多様であり、戦闘での新たな役割が一式加わります。以下のように分類すると分かりやすいでしょう:
Tier V の本車は、1937 年に開発されたコンセプト案であり、ポーランドのコミュニティが長年待ち望んでいた車輌です。この “20/25TP” は、近年では最も望まれていたモデルであり、本車が戦場に参戦するのを待ちきれません。本車は、低 Tier ポーランド車輌の進化形であり、単発火力 135 HP の 75 mm 砲を搭載しています。中 Tier においては印象的と言えるでしょう。
Tier VI および VII では、エドヴァルド・ハビフ (Edward Habich) によるコンセプトが実現されます。才能溢れるポーランドのエンジニアだった彼は、ドイツとソ連における同時期の設計からの最良の部分を組み合わせました。そしてソ連からの影響の結果として傾斜装甲板が採用されており、ドイツからの影響の結果として、コンパクトな砲塔で高火力を実現しています。高火力という特長は、Tier VI 以上のポーランド戦車においては一貫したものとなっています。
高 Tier に実装されるポーランド戦車は、いずれも設計案のみに終わった車輌であり、資料庫に眠っていましたが、これらのマシンに命を与えることは、新味を加えるためにはとても良いやり方だと考えています。これらの 3 種類の計画案は、いずれも大学院生による研究プロジェクトであり、もしこれらの生産が実現していれば、戦後にポーランドが用いていたソ連製の車輌から離れることに繋がったかも知れません。
この Tier VIII 戦車は、中戦車と重戦車を繋ぐ橋を補強する過渡期の車輌と言えるでしょう。比較的大重量ながらかさばる車輌であり、2 種類の主砲 (105 mm と 122 mm) が用意されています。防御面においては、砲塔の装甲は強固ですが、車体の装甲は比較的弱くなっています。
この Tier IX は、Tier X 車輌の弟分のような存在であり、素晴しい単発火力を誇る 130 mm 砲を搭載しています。総じて、その破壊力と堅牢な装甲は特筆すべきであるものの、最大速度は大幅に低くなります。
本車のサイズと外観は、ソ連車輌に極めてよく似ています。そして、本車に搭載されている 152 mm 砲は、慎重な運用が求められます。その貫通力は 250 mm であり、あまり高いとは言えませんが、狙い澄ました射撃により貫通させることができれば、1 発で 750 HP ものダメージを与えることができるのです。主砲俯角も悪くはなく、最大 -8° です。
この Tier X のモンスターは、IS-4 と E-100 のハイブリッドのような車輌と言えるでしょう。総じて、重装甲、低速、高火力であり、敵の防衛網を破る上では完璧な車輌なのです。
もうすぐ登場するアップデート 1.1 では、2 種類の新マップが実装され、複数の既存マップが改良されます。この記事で、Wargaming の歴史の中心地である「ミンスク (Minsk)」と、ポーランド風マップである「ストゥジャンキ (Studzianki)」の景観を楽しみつつ、これらの新マップの特徴を確認しましょう。既存マップへの改良に関しても詳しくご紹介します。それでは始めましょう!
私たちはミンスクに特別な思いを抱いています。何故なら、この都市こそ、World of Tanks が生まれた場所なのですから。膨大な遺産が存在し、素晴しい人々が暮らしているこの都市が、ついに World of Tanks のマップとして登場します。私たちは長年に渡ってこの都市に敬意を表したいと考えていましたので、このマップの正式リリースが迫りつつあることに、チームの誰もが興奮しています。
最初のプレイ可能な試作マップが開発されたのは、「ハリコフ (Kharkov)」および「スターリングラード (Stalingrad)」マップの実装と同時期だったのですが、その当時には、それ以上開発が進められることはありませんでした。そして私たちはこのマップの開発を再開する前に、重要な教訓を学びました。その教訓とは、歴史的正確性には訴求力があるものの、それによって必ずしも楽しい体験が実現できるわけではない、ということです (ただしもちろん、戦闘が目的ではなくヴァーチャルツアーが目的である場合は、また別の話です)。従って私たちは、勝利広場、国立サーカス劇場、ゴーリキーパークといった実在の場所を採り入れつつも。エキサイティングでやり甲斐のあるゲームプレイを実現すべく、全体的なレイアウトを変更しました。
この市街地マップは、1970 年代序盤におけるミンスクの中心部を再現しています。細部についてはゲームプレイを優先して変更を加えていますが、勝利広場 (Plošča Pieramohi) や国立サーカス劇場は、極めてリアルに再現されています。その他の家屋やランドマークも、ミンスクを訪れたことがある皆さまや、現在ミンスクに住んでいる皆さまであれば、見覚えがあると思います。
このマップは、3 つのゲームプレイ・ゾーンに分けられます。
1–2 列: レーニン通りとクパラ通りの交差点は、高機動車輌に適しています。射撃用の要所を素早く確保するか、反対側への回り込みを試みましょう。
3–7 列: シヴィスワチ川が流れ、ゴーリキーパークが広がるこのゾーンには、樹木や茂みが多く、いくつかの土手があります。この場所はトリッキーであり、ほぼあらゆる方角から敵の攻撃を受ける可能性がありますが、巧みにプレイすることで、各方面の味方を支援したり、敵に忍び寄ったりすることが可能です。
8–0 列: 勝利広場 (Plošča Pieramohi) 付近は濃密な市街地となっており、自走砲による攻撃から身を守ることができますので、重装甲車輌が戦いやすく、近・中距離戦の場となります。幅広く直線状の街路に飛び出す勇気があれば、狙撃を試みることも可能です。
ポーランドのストゥジャンキ村は、この地を占領していたドイツ軍部隊と、この地の奪還を目指すポーランド第 1 装甲旅団ならびにソ連第 8 軍との間で、1 週間に渡る激戦が繰り広げられた場所であり、この戦いは連合軍側の華々しい勝利に終わりました。1969 年には、この勝利を記念すべく、この村の名前が Studzianki Pancerne (装甲のストゥジャンキ) に変更されました。
このマップには、多数の植物が茂る広い原野と小さな村があり、村の中心部には高い教会があります。そして、マップの中央寄りには小さな煉瓦工場が配置されています。
このマップは、3 つのゲームプレイ・ゾーンに分けられます。
「ピルゼン」はマップの規模が小さく、無砲塔式の駆逐戦車や装甲が薄い車輌には活躍の余地が少ないという印象がありました。東方面の中央寄りには自走砲から身を守れる遮蔽物がなかったため、中戦車がここを避ける傾向がありました。一方の西方面には、射撃が通りやすいゾーンが多過ぎ、どちらのチームも攻めにくく守りにくいようになっており、混乱した戦況を招いていました。いったんこのエリアに踏み込んでしまうと、退避することも進撃することもできなくなってしまっていたのです。最後に、中央エリアの大きな格納庫は、通り抜けようとすれば間違いなく撃破されてしまう死の罠であり、これが戦況の停滞の原因となっていました。
皆様からのフィードバックにお応えし、このマップを 1 x 1 km に拡張した上で、身を守れる地点を各所に追加し、西方面にある複数の格納庫同士の距離を従来よりも離し、誰も行かなかった中央部からいくつかの建造物を削除し、そして東方面は完全に再設計しました。
これらの変更点により、より多様な体験が促進され、全ての車輌にとって適したマップとして生まれ変わるはずです。
格納庫群のある低地は、マップの他の部分と同じ標高になりましたので、中央エリアへの射撃が可能となっています。
格納庫群を再配置し、好ましい射撃距離が得られるようにしました。マップ中央エリアに従来よりも分散して配置することにより、従来版において発生し過ぎていた急行突破を抑制することを図っています。
格納庫群を再配置し、好ましい射撃距離が得られるようにしました。マップ中央エリアに従来よりも分散して配置することにより、従来版において発生し過ぎていた急行突破を抑制することを図っています。
北西部および南西部に丘陵を追加しました。駆逐戦車は、この丘を活用することで、陣地の防衛を支援したり、格納庫群の西側にある道からの敵の侵攻を阻んだりすることができます。
格納庫の付近に新たに追加された道 (3) により、西方面への経路ができました。
陣地間の距離が増加し、両陣営に対し、自陣を堅実に守るために有効な好所が用意されました。
若干の建造物を削除し、中央エリアから陣地を狙えるようにしました。
若干の建造物を削除し、中央エリアから陣地を狙えるようにしました。
東方面は、完全に作り直されています。刷新版では、重装甲車輌にはあまり適さなくなり、高機動の軽戦車・中戦車が、石炭の丘 (5) の中で連携して行動する場となりました。偵察車輌は、ヒルサイドを利用することで、付近や駆逐戦車用の地点 (6) に隠れている敵車輌を見つけ出すことができます。中戦車は、偵察車輌の背後に控えつつ、発見された敵車輌を撃ちましょう。駆逐戦車は、丘の間の軽戦車・中戦車や、不用意にも姿を晒した駆逐戦車を狙いましょう。
マップの東端には、直線状の長い路地が用意されました。この路地には、低木が高密度で植えられているものの、その他の遮蔽物はほとんどありません。ここを通って敵を迂回することができれば、勝利に少し近付くことになるはずです。ここに向かう際には、丘から支援を得られる状況であることを確認しておきましょう。さもなければ、敵駆逐戦車を発見できたとしても、それを攻撃する味方がいない、という状況になってしまいます。その後さらに進撃すれば、そこに隠れているであろう敵自走砲を撃破できるはずです。警戒を怠らないように。頑丈な遮蔽物がありませんので、発見された後にその場に留まってしまうと、自走砲弾が飛んでくることになります。
このマップのバランス問題を修正すべく、以下の変更を加えました:
空母上に身を守ることが可能な地点を追加し、北側チームがこれを奪還できるようにしました。
空母に上ろうとする車輌を撃てるように、射線の通りをバランス調整しました。
空母の背後から進撃する北側チームを支援するための遮蔽地点をいくつか追加しました。
南側には、断層線に沿うあらゆるものを射撃可能な駆逐戦車用の地点があったため、これを弱体化しました。
曲がりくねった道の付近にある北側の各地点を改良しました。
北側チーム用の各地点を強化しました。
地形を調整し、石の壁の高さを引き上げました。これにより、南側からの狙撃ができなくなりました。
アーチと家屋の角に盛り石を配置し、北側チームのためにこの地点の防御力を高めました。
この家屋の角に盛り石を配置し、北側チームのためにこの地点の防御力を高めました。
駆逐戦車用の新地点のための射線を開くべく、石の壁を若干移動しました (5)。
駆逐戦車用の新地点を設けました。この地点は、茂みのカバーがあり、主要な攻撃方向や街の出口がよく見えるようになっています。
この通路への狙撃を阻むべく、盛り石を追加しました。
このブロックの内部の地形を調整しました。北側からの進撃のチャンスを増やすことで、北側チームが遮蔽物の背後から離れることを促しています。
盛り石を追加しました。これにより、この方面での敵の防衛線に向けた進撃を促すと共に、敵の進撃に対する対応もやりやすくなるはずです。
南側チームが不利という傾向に対策すべく、適度なバランス調整を施しました。
小さな島にある南側チーム用の各地点を改良しました。
南側チームの駆逐戦車用の各地点を改良しました。岩石の高さを引き下げたことにより、両方の島に対しての射線が開けました。濃い茂みが用意され、スペースも広くなっています。
南側チームの境界線上に地点を 1 ヶ所新設し、両方の島をコントロールしやすくしました。
南側チームの出撃地点を、島やマップ中央部にやや近づけました。
問題の原因のひとつが、西方面において北側チームが支配的だったことでした。この点は、ヒートマップの分析と戦闘中の観察によって判明しました。この大きな島が北側チームに近すぎたため、多くの場合によって北側チームにアドバンテージをもたらしていたのです。
北側チームがこの島を確保してしまうと、南側チームは小さな島を防衛することが困難となります。そして北側チームは、丘を登ろうとしている南側チームの車輌の背後を突いたり、敵の駆逐戦車用地点に接近するチャンスを得たりすることが可能でした。
戦闘 Tier を引き下げ、Tier IV-VII 用にしました。
南側のチームの車輌が北側チームに対して良好な射線を確保できるように、この家屋を回転させました。北側チームは、従来からこれが可能でした。
修道院にコーナースロープを設けました。これにより南側チームは、この方面を攻撃できるようになりました。
小さな岩シェルターを追加しました。
この岩の配置を改良し、その背後に隠れやすくしました。
陣地付近にシェルターを追加し、両チームが異なる台地を占拠した場合であっても、戦いが発生するようにしました。これにより引き分けの発生率を抑制することを狙っています。
陣地付近にシェルターを追加し、両チームが異なる台地を占拠した場合であっても、戦いが発生するようにしました。これにより引き分けの発生率を抑制することを狙っています。
防衛端からチャンバーを削除しました。
防衛端からチャンバーを削除しました。
修道院の付近に地点を 1 ヶ所新設しました。
陣地付近の各地点に追加の改良を加えました。
陣地付近の各地点に追加の改良を加えました。
各所の茂みを見直しました。
各所の茂みを見直しました。
小さな防衛用地点を追加しました。
パーソナルミッションの第 1 弾が実装されたのは、もう随分前のことでした。これらのチャレンジでは、人気の女性搭乗員や各種の特別車輌を入手することができましたので、とてもやり甲斐のあるものだったと言えるでしょう。
ここで、初公開のユーザーインターフェイスをご紹介します:
約 1 年前のアップデート 9.20.1 では、パーソナルミッションに大幅なオーバーホールが加えられました。これによって、全体的なコンセプトが分かりやすくなり、「オーダー」の導入により、女性搭乗員や褒賞車輌を入手する上での壁となる厄介なミッションを達成しやすくなりました。
そしてもうすぐ「第 2 戦線」(第 2 キャンペーン) をリリースする予定です。これは第 1 キャンペーンと同様に価値ある褒賞が獲得できる新たなミッション・コレクションとなっています! そして、基本的な部分は第 1 キャンペーンを踏襲しつつも、全く新たなチャレンジをお届け致します。
効率的に進めるには、第 1 キャンペーンと第 2 キャンペーンのミッションを比較し、達成条件が類似したミッションを選んで進めると良いでしょう。
例: Bloc-2 (第 2 キャンペーン) と重戦車ミッション 15 (第 1 キャンペーン) に同時に取り組めば、1 戦で両方のミッションを達成することが可能です。
熟練戦車長の皆さまにとっては、第 2 キャンペーンの各種ミッションはこれまでに取り組んできたものと類似性が高いと感じられると思いますが、集合的な条件のオペレーション・セットが 3 種類用意されます:
それぞれのオペレーションは、一定の期間を置いて順次アンロックされます。第 1 オペレーションの開始はアップデート 1.1 のリリースと同時であり、その他のオペレーションの開始時期は以下の通りです:
第 2 オペレーション: 2018年9月26日
第 3 オペレーション: 2018年10月17日
次のオペレーションが始まる前に見事にオペレーションを達成した皆さまには、その実績を称える特別徽章を付与させて頂きます。
第 2 戦線における大きな変化として、パーソナルミッションから車輌タイプによる制限が撤廃され、その代わりに、4 種類の国家連合に分けられる形になります:
そして、該当する国家の車輌の中から、各自が最適と考える車輌タイプを自由に選ぶことができるようになります。
開発チームは、第 2 戦線のリリースに向け、全ての問題点を洗い出して解決すべく、鋭意取り組んでいます。その結果として、ミッションの達成条件を満たすためにあとどれぐらいの戦闘数が必要なのかが分かりやすくなりました。
加えて、戦闘中ミッションの進行状況を把握したい、というご要望にお応えし、進行状況をリアルタイムで示すプログレス・バーを実装しました。
2 つのキャンペーンではオーダーが異なっていますので、希望の車輌を単純に購入することはできません。パーソナルミッションの新キャンペーンでは、新たなチャレンジ、タスク、褒賞をご用意していますので、第 1 キャンペーンとはオーダーを分けることにしました。オーダーは、各オペレーションの最終コンバットミッションを名誉達成することで入手できます。
最後に、第 1 キャンペーンでは、それぞれのミッション・セットを達成することで、車輌の特定のパーツを入手することができました。今後は、パーツそのものではなく、その設計図を入手できる、という形になります。コンセプトのコア部分は同様であり、4 つのパーツの設計図を入手すると、その車輌を入手できます。なお、第 1 キャンペーンを取り組んでいる最中だった場合には、その進行状況は失われませんのでご安心ください!